新年早々となる2026年1月2日、関東の平野部でも降雪が確認された。昨年末生じた関越道での事故なども記憶に新しい中、急な降雪に不安を覚えた首都圏ドライバーもいることだろう。だが、雪のあまり降らない地域に住む方はこうした雪道対策にしっかり備えているだろうか? それならとアイス路面も走れるオールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」の実力をあらためて検討してみようじゃないですか!!
※2025年12月3日の記事を再掲。
文:梅木智晴(ベストカー編集委員)/写真:ベストカー編集部
【画像ギャラリー】今冬は首都圏や平野部でも雪が降りそうだぞ!? 2万キロ走ったオールシーズンタイヤはどこまで使えるのか!?(10枚)画像ギャラリー社用車に装着して1年の使用感とは
ベストカーの社用車、レヴォーグにシンクロウェザーを装着して約1年が経過した。
いまさらながらだが、『SYNCHRO WEATHER』(シンクロウェザー)は、ダンロップタイヤが2024年7月、満を持して投入した“アイス路面でも使える”オールシーズンタイヤだ。
オールシーズンタイヤとは、一般的にはサマータイヤとしての性能をベースとして、突然の降雪時などにも雪道走行用タイヤとしての性能をカバーする、という性格のタイヤがほとんどだった。
実際、オールシーズンタイヤをナインナップするタイヤメーカーも、雪上路面は「適合」とする一方、氷上路面は「推奨せず」とする場合がほとんどだ。ダンロップも、オールシーズンタイヤの「ALL SEASON MAXX AS1」では氷上路面は「推奨せず」としている。
ところがシンクロウェザーはドライ路面、ウェット路面、雪上路面はもちろんのこと、氷上路面も「適合」と明記している点が従来のオールシーズンタイヤと大きく異なるポイントなのだ。
シンクロウェザーで注目なのが、ダンロップの住友ゴムが独自に開発した「アクティブトレッド」と呼ばれるトレッドゴム。「水スイッチ」、「温度スイッチ」と呼ばれる特殊なポリマーが配合されており、路面の水に反応することでトレッドゴムが柔軟になる(←水スイッチ)。また、冬季の凍結路面でゴムが低温になってもトレッドゴムが硬くなりづらく、氷上面にピタリと密着する(←温度スイッチ)。
この新開発「アクティブトレッド」の特性を最大限に引き出すトレッドパターンやプロファイル、ケース剛性などを併せて開発したことで、シンクロウェザーはドライ路面での高い操縦安定性と静粛性、ウエット路面での安定した排水性、雪上での安心感のあるグリップに加え、氷上でスタッドレスタイヤに迫るブレーキ性能を両立することを可能とした。
2万キロ走っても静粛性や乗り心地は新品時のまま!!
社用車ということもあり、シンクロウェザーを履いたレヴォーグはこの1年間で実に約2万キロも走行した。一般的なオーナードライバーだったら2~2年半に相当する走行距離だ。
トレッド面を改めてチェックすると、もちろん多少の減りは認めるものの、細いサイプもしっかり残っていて、新品時と顔つきが大きく変化していない。タイヤの溝はすべてが同じ深さではないため、摩耗に従って溝の面積が減り、相対的にゴムの面積が大きくなってくる傾向があるのだが、シンクロウェザーは約2万キロ走行時点では変化はない。
そんなわけで、ドライ路面での静粛性は新品時と比べても、特に大きくなったということはない。オールシーズンタイヤに多いV字型トレッドパターンは、どうしても“シャー”という高周波のパターンノイズが大きくなりがちなのだが、シンクロウェザーはランダムピッチ配列のブロックなどにより、大幅にパターンノイズを抑えているのだが、それが2万キロ走ってもしっかりと維持されているのだ。
ドライ路面でシンクロウェザーはカッチリとしたしっかり感のある操縦性とやや硬めの乗り心地が特徴的なのだが、ここにも目立った変化は生じていない。トレッド面の摩耗が進むとゴツゴツした、路面の微細な凹凸をダイレクトに伝える不快な乗り心地が出てくるのだが、現時点では全く気になることはなく、やや硬めではあるがしっかりと凹凸を吸収した乗り心地だ。高速道路での直進性やレーンチェンジの安定性も新品時から大きな変化は感じない。















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