数字とアルファベットばかりでチンプンカンプン!? タイヤ表記の謎を解明してみよう!!

次の数字はリム径

 その次の「19.5」これはリム径、単位はインチ。

数字とアルファベットばかりでチンプンカンプン!? タイヤ表記の謎を解明してみよう!!
「19.5」はリム径が19.5インチということを指しています

 リムはホイールに嵌まる部分で基本的には1インチ単位でサイズは変わります。ですが、トラックタイヤの場合、上記の「19.5」や「17.5」「22.5」のように0.5インチ刻みですね。これは誤組防止の意味もあるのではないかと思います。

 現在はチューブレスタイヤが主流ですが、20数年前はまだチューブタイプが多くありました。

 たとえば大型なら10.00R20(10.00-20)、4tクラスなら750R16(750-16)で、これのチューブレスタイプになると11R22.5、225/80R17.5になるワケですが、これが20インチ統一ならどうでしょう?

 恐らく誤ってチューブレスホイールにチューブタイプのタイヤを組む可能性が高くなりますよね。そうなるとチューブタイプのタイヤはチューブありきの構造のため、エア充填してもタイヤ自体にシール性が無いのでエア漏れは止まりません。

サイズ表記の最後は荷重指数と速度記号

 そしてサイズ表記の最後の数字「136/134J」。

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「136/134J」は荷重指数と速度記号です

 まずスラッシュの前後にある数字の意味ですが荷重指数という数字です。

 荷重指数とは規定(指定)空気圧充填時にタイヤが耐えられる荷重の指数ですね。指数ですからそのまま荷重の大きさではなく、タイヤメーカーのカタログの保有サイズ一覧表などから調べることができます。

 たとえば上記サイズではスラッシュ前の136は空気圧850kPaで2240kgと出てきます。スラッシュ後の134は2120kgです。

 この荷重指数、なぜ2つあるのか? それはリアの複輪で使用する場合のためです。数値の小さい方が複輪の荷重指数、大きい方が単輪使用時となります。

 複輪の方が小さい値なのは、ダブルタイヤの両方に均等に荷重が掛かり続けることは難しいからです。

 地球上のどの道を走っても平坦で傾斜がなく、外側に遠心力が掛かるカーブもなく、さらに全世界のメーカーが共通のパターンで、タイヤ交換は必ず全交換となりパンクもしません、というならば単輪の荷重指数だけでもOKなのですが……。

 現実的には、複輪のうちどちらかの負荷がが一時的に大きくなるため、余裕を持たせ運行に支障のないよう設計、設定されているんですね。

 当然ですが、乗用車用やスーパーシングルタイヤのように単輪のみでの使用するタイヤには荷重指数は一つしか表記がありません。

 そして荷重指数の後のJ。これは速度記号といいます。この速度記号は、規定の条件下でそのタイヤが出せる最高速度を表しています。速度記号Jの最高速度は100km/h。

 規定の条件での最高速度というのは、車両メーカー等で空気圧が指定圧に調節されている状況下において、そのタイヤの荷重指数の最大負荷能力に対し走行が可能な最高速度のことです。この速度記号も荷重指数と同じくカタログ等に掲載されております。

 トラックタイヤですと、このJの他にはL、Nが主に使用されており、Lは120km/h、Nは140km/hです。

ISO表記以外の場合は?

 ISO表記以外の表記で例えば11R22.5 14PRというサイズ表記もあります。こちらの11はインチ単位。タイヤ幅が11インチ、ミリ変換すると279.94mmです。

数字とアルファベットばかりでチンプンカンプン!? タイヤ表記の謎を解明してみよう!!
ISO表記以外の表記の例

 その後のRと22.5の表記はISOと同じ。その後の14PRですが、PRはプライレーティング、通常はプライと略して呼ぶことが多いですね。

 プライとは、タイヤを構成する骨のようなモノ(カーカスと言います)を数枚重ねて強度を上げる枚数のことで、レーティングは「相当」という意味合いがあります。

 なので上記サイズの14PRですと、カーカスが実際には14枚ではなく14枚相当の強度がありますよ。という意味になります。

 いかがでしたか?タイヤのサイズ表記。ミリ、パーセント、インチの単位違い、構造や負荷能力を表す記号と情報盛り沢山ですが、実際の現場ではタイヤの幅、偏平率、リム径が分かればほぼ通用します。

 タイヤ交換時はもちろん、レスキュー時にもタイヤサイズは必ずといっていいほど聞かれますので、ご自身の車両のタイヤサイズ、今一度ご確認を!

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