欧州日産の商用車に切り替わることはない
日産の商用バンといえば、「インタースター」と「プリマスター」という新モデルが、欧州で登場している。これまでのNV400とNV300の後継モデルだ。このインタースターとプリマスターが次期型キャラバンでは?? という噂もあるが、筆者は、それはあり得ないとみている。
日本市場で販売されている4ナンバーサイズのキャラバンは、4695×1695×1990(全長×全幅×全高mm)と欧州日産のバンよりもひと回り小さく、スーパーロングボディ(最長5230mm、車幅1880mm)であっても、プリマスターのほうが車幅は76mmも大きい。インタースター(全長5048mm、全幅2070mm、L1)にいたっては190mmも幅が広くなる。日本では、この2モデルは、相当大型なバンに見えるだろう。
日本で活躍しているキャラバンやハイエースは、全幅を1700mm未満に抑え、最小回転半径5.2m(ハイエースは5.0m)とコンパクトカー並の小回り性能を誇る。このサイズ感こそが日本で商用バンとしてもっとも使い勝手のいいサイズ感であり、海外製のバン(しかもルノー開発のOEM車)のおおらかな車幅は、日本市場で受け入れられない。
デザインは欧州チックでカッコよいのだが、やはりキャラバンは、いまのサイズ感でなければならない。次期型でどれだけの時代に沿った進化を積み込んでくるか、キャラバンの今後に期待している。
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コメント
コメントの使い方ハイエース信者ばっかりで、不快。この筆者もそう。