そ、そんなバカな……新型C-HR国内導入はなし!? ならば乗り換えるならLBXってマジ!?

■価格1.5倍になるも乗り換えはLBXに!?

帝王トヨタ一強!! シェア5割超えの盤石体制が国内市場にもたらす功と罪
その名の通りヤリスベースのため、C-HRオーナーからすると嫌遠してしまう人が多いとか

 初代登場から今年の12月で丸7年が経過するC-HR。3回目の車検を迎えるタイミングであり、そろそろ買い替えを検討するC-HRオーナーが多い時期でもある。

 C-HRの生産終了や、新型の日本導入可能性が薄いという報道を受け、トヨタディーラーではC-HRオーナーの新たな受け皿を探していた。しかし、トヨタラインナップ内での乗り換えは、スムーズに進んでいない。

 提案対象はヤリスクロスやカローラクロス。前者はやや小さすぎで車格としても少し劣る印象、対して後者は大きすぎるのとファミリー色が強い。

 デザインや走行性能に強い独自性を持っていたC-HRと比べると、どちらも凡庸だというのだ。

 さらに問題なのは、どちらもオーダーストップ状態にあるということ。注文できないクルマを強く勧めるわけにもいかない。

 一部は他社への乗り換えを検討しているようだが、今のところC-HRオーナーの多くは、車検を取り、さらに2年乗り続ける意向を示す人が多い。ゆっくりと次の買い替え候補を探そうとする中、彗星のごとくあらわれたのがLBXだ。

 LBXの登場は23年秋以降と既に告知済み。初期型C-HRオーナーは車検に間に合わないが、2017年以降にC-HRを契約したオーナーたちには、車検前に間に合う可能性もある。

 レクサス販売店を系列に持つトヨタ販売店では、C-HRの買い替え先として、LBXを紹介しているお店も出てきているという。

 LBXの販売価格はまだ発表されていないが、UXよりも下か同程度と考えると、価格レンジは400万円の前半から500万円のあたりか。上級グレードでも約300万円だったC-HRと比べれば、車両価格が1.5倍になるが、大きな問題は無いだろう。

■C-HRオーナーは金持ち多し!? オプションてんこ盛り層が大半だった

SUV全盛になる少し前のデビューながら大ヒットを記録。しかもオプションフルフルで購入する人が多かったという
SUV全盛になる少し前のデビューながら大ヒットを記録。しかもオプションフルフルで購入する人が多かったという

 C-HRの販売最盛期を支えたユーザーは、若年層ではなく中高年層が多い。当時は最上級グレードGのHEVが飛ぶように売れ、注文書もオプションてんこ盛りだった。

 車両本体とオプションだけで400万円に迫るものが多く、C-HRユーザーには、金銭的余裕が見えたものだ。

 トヨタ販売店の営業マンに、LBXについて問うと、次のような答えも返ってきた。

「実際にC-HRが絶版となり、どうしようと思っていました。ただ、レクサスLBXを見たときに『C-HRの次はこれだ』と直感的に思ったのは正直な感想です。大切なオーナー様と離れ、レクサス店に紹介という形になってしまうのは寂しいですが、LBXに対してC-HRのオーナー様が興味を持ってくれるのならば、喜んで背中を押してあげたいです。」

 一方のレクサス販売店でも、LBXへの問い合わせは多く、中にはC-HRで来店する人もいるという。「系列のトヨタ販売店からは、紹介という話も少しだが出てきている」とレクサスセールスコンサルタントは話す。

 販売現場も乗り気になってきており、C-HRの跡継ぎがLBXという可能性が現実味を帯びてきた。

 新型C-HRのワールドプレミアで、日本導入の可否が判明すると思うが、仮に日本導入可能性がゼロとなった場合、C-HRオーナーがLBXに動くのは大ありだと思う。

 注目のLBX発売は今秋。その販売動向に注目していきたい。

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