全4種類から成る新世代クラウンファミリー。あと残すことろエステートだが、やっぱりクラウンと言えばセダンだろ!! てな人が多いハズ。でも新型クラウンセダンは全長5mオーバーの超巨大ボディ。なんだかかつてあったマジェスタ並みの迫力だが、どんな層から支持されているのか!? やっぱマジェスタからの乗換が圧倒的!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■巨大すぎ……クラウンセダンの迫力たるやマジでスゴいのよ
昨年11月に発表、発売となった新型クラウンセダン。通算16代目となった今代のクラウンは、まずクロスオーバーが登場し、それまでのクラウンとは大きく方向性を変えたことが話題となった。
ただクラウンはクロスオーバーだけでなく、ハッチバックモデルの「スポーツ」や、「セダン」、そして「エステート」と4種類のボディタイプを用意しており、従来のセダンを愛用していたユーザーにも配慮したラインナップとなっている。
とはいえ新たに登場したセダンはFRレイアウトこそ従来型を踏襲しているものの、ボディサイズは更なる大型化を果たし、全長5030mm×全幅1890mm×全高1475mmと、全長と全幅は先代型より10cm前後も大きくなっているのである。
■やっぱマジェスタユーザーの受け皿!? 10年ぶり巨大セダンの支持層は!?!?
クラウンの上級モデルというと1991年に初代モデルが登場したクラウンマジェスタが思い浮かぶ。
マジェスタはクラウンよりも大きなボディと大きな排気量のエンジンを搭載したモデルとなっており、セルシオが登場してからも和の雰囲気を持つ最高級モデルとして君臨。
セルシオがレクサスLSとなった後はトヨタブランドのフラッグシップモデルとして2018年まで販売が続けられたモデルだ。
確かにクラウンの1グレードとなってしまった最終型(6代目)マジェスタこそやや小型化がなされたものの、5代目マジェスタは5mに迫る全長や1.8mを超える全幅など、かなり大柄なボディを持っていた。
しかし5代目マジェスタは2013年に終売しており、すでに10年以上が経過。
当時のマジェスタユーザーはすでに他ブランドのビッグセダンに乗り換えているか、ダウンサイジングでコンパクトなモデルに乗り換えている可能性が高いだろう。
■いやいや輸入車ビッグセダンユーザーも狙い打ち!?
となると、新型クラウンセダンがターゲットとするのは、マジェスタのユーザーではなく、海外ブランドのフラッグシップセダンたちだ。
すでにクラウンシリーズは幅広く海外展開することがアナウンスされており、クラウンセダンのプロトタイプも左ハンドル仕様となっていた(インフォテイメント系は中国語だったが)。
となればグローバルに展開している欧州ブランドや北米ブランド、場合によっては中国ブランドの大型セダンとも相まみえることになるワケで、ボディの大型化はそれらのモデルと対等に戦うための表れと言えるのではないだろうか。
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