最新の60系ではなく、旧型となった50系が今回の導入車。プリウスPHVパトカーは2017年に熊本県警に寄贈で導入されたほか、宮城県警察にも2代前のモデルが2013年に導入されている。今回導入された警視庁の車両は、白黒の塗り分けのバランス等を担当者らが考証を重ねてこのようなデザインになったという
大柄のボディと19インチのアルミが目を惹くMIRAI。白黒の塗色といい、ルーフの赤色灯といい、パトカーになっても違和感のない印象だ。前面警光灯はグリル内にビルトイン。正面のトヨタエンブレム部分はレーダーセンサーが内蔵されているため、旭日章はボンネットフードに備わる。水素の補給は民間のステーションで行う。
リーフパトカー。独特のアルミホイールが印象的だ。リーフパトカー高知県警や長野県警にも存在するが、今回のようにまとまった台数の配備は警視庁のみ。リーフは前期モデルを含め、幹部用としてであればこれまでにも多数導入されている実績がある
MIRAIパトカーの後ろ姿。堂々とした4ドアセダンの車体ということもあり、リアバンパーのPOLICEロゴなど、バランスよくまとまっている。この車両は足立ナンバー、1台前は江東ナンバーで、配備先の警察署の所在地のナンバーとなっている
プリウスPHVの後ろ姿。リアバンパー部のスペースの関係でPOLICEロゴなどを配置するのに苦労したという
リーフは警視庁の文字がルーフスポイラー部に入れられる。パトカーには文字入れの指定があるため、なしで導入できないことによる苦肉の策だ