政府肝いりの政策として始まった「働き方改革」だが、今まさにその真っただ中にあり、日々従来との変化を実感しているサラリーマンが多いことだろう。
奇しくもコロナウイルスが拡大の一途をたどる現在、リモートワークや在宅勤務などの就業体制が認知され広がりを見せているのは、なんとも皮肉な話ではある。
さて、その働き方改革に向けた1台として日産がこのほど、アウトドアブランドのコールマンとコラボした、世界で1台だけの「エクストレイル REMOTE WORK MODEL」を製作した。
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※本稿は2020年2月のものです
文:ベストカー編集部/写真:NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2020年3月26日号
■エクストレイルを駆って、自分の好きな場所でリモートワークしよう!
そもそも厚生労働省が定義した2019年度版の働き方改革の定義は、働く人が個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を自分で選択できるようにするためのもの。
ところが、働き方改革で注目されてきたのは「残業時間」や「服装の自由化」であり、働く場所についてはあまり触れられてこなかった。
そこで、日産とコールマンがコラボすることで、好きな場所で働くことを可能にする「エクストレイル REMOTE WORK MODEL」を開発。
誰もが自分の好きな場所までこのクルマで移動し、良質なアウトプットを目指せるというのだ。
このクルマ、コールマンのなかでも最高級ラインとなるMASTER SERIESを中心に、REMOTE WORK MODEL専用のカラーリングを施したオリジナルアイテムを用意している。
主なものを紹介すると、MASTER SERIESではコンフォートインフレーターマット、コンフォートスリーピングバッグ、ヘキサタープII、キャンバススリングチェア、バタフライテーブル/120などをラインナップ。
また、ランタンにランタンスタンド、フェザーストーブ、ホットサンドイッチクッカー、エスクカーションクーラーなどなど、アウトドアに欠かせないアイテムが満載だ。
また、このクルマの登場を記念したキャンペーンを実施し、いつもと違う場所で働きたい人を公式ウェブ上で今年1月30~2月9日までの間で募集。応募資格は20歳以上の普通免許保有者で運転経験1年以上というものだった。
さる2月22日(土)、当選者は横浜の日産本社グローバルギャラリーに集合し、コールマンスタッフによるお薦めのリモートワークスポットへ案内され、このクルマでのリモートワークを体験した。
テントの組み立て方など設置はコールマンスタッフやアウトドアのプロのアドバイスを受けたという。
事前にこのクルマを使ってみた家具シェアリングサービスを展開する「CLAS」代表取締役社長、久保裕丈氏は
「集中してモノを考えたい時や個人のクリエイティビティを発揮する時は、必ずしも会社が生産性を高められる場所にはならないと思います。
ボクはキャンプが好きで、川のせせらぎや樹木の葉がこすれる音を聞いていると感性が研ぎ澄まされる気がします。外部からの情報が遮断されることもあって、ふだんと違う発想が生まれてくるんだなと改めて感じました」
と語る。
ちなみにこのエクストレイル、残念ながら市販はされてなく、その予定もないという。日産さん、市販化されたあかつきには、ぜひベストカーに1年間リースしてほしい!
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