2022年7月28日にスズキから、新型ランディを8月8日に発売することが発表された。
これまでは日産 セレナのOEM供給を受けてきたが、2019年に資本業務提携を結び、海外市場などでも協力関係を深めているトヨタから、新型ノアのOEM供給を受けることとなる。
さて新型ランディはどう生まれ変わるのか!? その全貌をお届けする。
文/ベストカーWeb編集部
写真/SUZUKI
■ついに待望のストロングハイブリッドをラインナップ!
2016年に発売された旧型(日産 セレナOEM)は、ガソリン車とマイルドハイブリッド「S-HYBRID」搭載車を設定していたが、ライバルが続々と設定するストロングハイブリッドは加わることがなかった。この点は、商品を訴求するうえで、弱みとなっていた。
しかし、今回の新型ランディでは、トヨタの1.8Lエンジン+ハイブリッドシステムを搭載したモデルを設定、WLTCモード燃費は23.2km/L(HYBRID G・FF)と大幅に向上している。
ラインナップは、2Lガソリンエンジン車の「G(8人乗り)」と、1.8Lエンジン+ハイブリッドの「HYBRID G(7人乗り)」で、どちらもFFと4WDを設定。HYBRID Gは、フロントは95ps/18.9kgm、リアは41ps/8.6kgmを発生するモーターを組み合わせたE-Fourとなる。
■3ナンバー化も装備充実で使い勝手は大幅アップ!
新型ランディはボディサイズが全長4695×全幅1730mmの3ナンバーとなるが、室内のセカンドシートスライド量を700mm以上確保したほか、サードシートは片手でワンタッチ格納できるワンタッチホールドシート(5:5分割サードシート)採用により、広く自由度の高い室内空間を実現している。
また、両側のスライドドアには携帯リモコンを身につけている状態でフロントドア下のセンサー部に足先をかざすだけで開閉ができるハンズフリーデュアルパワースライドドア(ワンタッチスイッチ、挟み込み防止機構付)を全車に標準装備。バックドアには開閉途中の位置に止めることができるフリーストップバックドアも採用し、使い勝手を高めている。
先進安全装備では、車両や歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼夜)、自動二輪車(昼)を直進時・交差点右左折時に検知して警報やプリクラッシュブレーキで衝突回避をサポートするプリクラッシュセーフティを搭載。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)に加え、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)作動時に、車線維持に必要なステアリング操作支援を行なうレーントレーシングアシスト(LTA)を採用するなど、安全装備も充実したものとなっている。
なお、新型ランディは経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。
■車両価格(税込)
●ガソリン車
・G(8人乗り・FF):310万6400円
・G(8人乗り・4WD):332万7500円
●ハイブリッド車
・HYBRID G(7人乗り・FF):345万700円
・HYBRID G(7人乗り・E-Four):369万7100円
コメント
コメントの使い方スズキユーザーとしても見過ごせない車ですね。でもデザインに差異が無くなったのはさみしいかも。因みにこの新型ランディ先日滋賀県彦根市で見かけました。