■現行カローラはフルモデルチェンジ後も「X」を継続販売
トヨタは9月中旬にもカローラのセダンとワゴンをフルモデルチェンジしますが、従来モデルはベーシックグレードの「X」のみを当分継続販売する方針のようです。
次期型カローラは3ナンバーサイズに拡大してクオリティアップを図りますが、従来型の5ナンバーサイズは法人向けに需要があるため一部グレードを残すことにした模様です。
ベーシックグレード「X」以外の従来型は6月いっぱいあたりでオーダーストップし、以降は在庫一掃セールに入ります。
次期型はアクシオ、フィールダーの後継モデルとも3ナンバーサイズを採用しますが現行カローラスポーツのように全幅1790mmではなく、5ナンバーサイズよりわずかに広い1750mm程度とします。
そして、全長は現行モデルよりも長く、全高は低めのボディサイズとなります。
パワーユニットは1.2Lターボと1.8Lハイブリッドを搭載します。先進安全装備の「トヨタセーフティセンス」は最高レベルのシステムを標準装備で設定します。
アクシオの後継モデルは近い将来、プレミオ&アリオンと統合する方針と思われます。
■マツダ CX-30は価格が高くなるかも?
マツダが今秋の10月に発売する新型SUV「CX-30」はマツダの国内SUVラインナップのなかでも高額なモデルになりそうです。
高コストの「SKYACTIV-X」を搭載するためです。
SKYACTIV-Xは、超希薄燃焼と高圧縮比によるエンジン、さらにマイルドハイブリッドを組み合わせたパワーユニットで、フルハイブリッド並みのコストがかかります。
このため350万円から400万円の価格設定と、CX-5よりも高い値付けになる見通しです。こうしたことから販売台数はあまり多くを見込めない状況となりそうです。
■RAV4、アルファード/ヴェルファイア、シエンタの納期は消費税引き上げ後?
RAV4、アルファード/ヴェルファイア、シエンタの納期が長引いており、10月の消費税引き上げ以降にずれ込むことが秒読み状態になっています。
トヨタは、新型車の投入やマイナーチェンジ、一部改良、特別仕様車の設定などのモデル政策によって人気に加速がつき、現在生産が間に合わなくなっているためです。
各生産工場では日曜出勤、残業などの増産で対応していますがカバーできない状況になっています。なかでもガソリンエンジン車よりもハイブリッド車の納期が1カ月程度長引く傾向にあります。
6月に入ってからの成約ですと、納期は10月の消費税引き上げ前までの登録がほぼ確実に間に合わなくなりそうです。そして、これが今後の受注ピッチにどのような影響を与えるのか注目されます。
■エクリプスクロスディーゼルは306万1800円から
三菱自動車は6月下旬に発表、発売するエクリプスクロスの2.2Lクリーンディーゼル車の価格を決めて、事前受注を開始しました。
グレード構成は標準のMと上級のGの2タイプがあり、価格はMが306万1800円、Gが342万4680円です。
両タイプの主な違いは、ヘッドライトがハロゲンかLEDか、ホイールサイズが16インチか18インチか、助手席&運転席シートヒーターがあるかないか、クルーズコントロール装備があるかないか、駐車ブレーキが手動か電動か、などとなっています。
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