「おお…早っ!!」ドア開閉速度が2割アップ「クイックドア」先代アルファード/ヴェルファイア全国で販売開始

「おお…早っ!!」ドア開閉速度が2割アップ「クイックドア」先代アルファード/ヴェルファイア全国で販売開始

 先代アルファード/ヴェルファイア(2015年1月~2023年6月)に、パワースライドドアの開閉速度を2割アップする新機能「クイックドア」を施工するサービス(有料)が、全国で開始した。こういう地味な進化が大好きな担当編集者がお届けします。

文/ベストカーWeb、写真/TOYOTA

■体感だと「2倍くらい」早くなってます

 先代アルファード/ヴェルファイア(3代目/2015年-2023年)ユーザーであれば、誰しも「パワースライドドア、便利なんだけどもうちょっと開閉速度が速くならないもんか…」と感じたことがあるのではないか。

 本企画担当、長距離取材で利用したときに豪雨だったため「あああ…頼むよ……」と思ったものです。

 そんな皆さまに朗報。一部販売店(東京、大阪、愛知など)では先行して実施されていた「クイックドア」の施工サービスが、全国のトヨタ販売店で開始されました。最寄りのディーラーでも始まっているはずなので、「これ欲しい!」とうい人はぜひお問い合わせを。

こういう「すでに売ってないクルマ」のサービス向上にも余念がないあたり、トヨタの強みをかじる
こういう「すでに売ってないクルマ」のサービス向上にも余念がないあたり、トヨタの強みをかじる

 開閉速度は、工場出荷時「開け方向」4.7秒→3.7秒(▲1.0秒)、「閉め方向」6.3秒→4.7秒(▲1.6秒)と、数字にすると26%向上だが、感覚的には「2倍くらいのスピードになってる!」というイメージ。特に乗り込んでから急いで閉めて出発するときの感覚が段違いです。

 このサービス、販売店ごとに工賃が違うため統一価格ではないが、だいたい片側1.5万~1.6万円、両側2.1万~2.2万円程度(ベストカー調べ)。ソフトウェアの書き換えで対応でき、「点検や車検のついで」という需要が見込めそう。

写真は先代型。アルファードは2023年6月に新型が発売されているが、納車待ちは2年以上。「つなぎ」で中古車を狙うのももちろんありだが、なかなか値段が下がらない! さすが!!
写真は先代型。アルファードは2023年6月に新型が発売されているが、納車待ちは2年以上。「つなぎ」で中古車を狙うのももちろんありだが、なかなか値段が下がらない! さすが!!

 こういう地味だけど便利な装備の開発にも手抜かりがないところ、トヨタだよなあ…という印象です。アルファード/ヴェルファイアの中古車相場、まだまだ落ちなそうだなあ…。

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