手積み手降ろしの暑さ対策は?
さてさて、本業の荷降ろし作業での工夫は、実は何もしていません!
朝早く降ろせるところは早く降ろすとか、日差しと反対側のウイングを開けるとか、できるだけ直射日光を浴びないようにする、とかですね。手積み手降ろしなので降ろしの間日差しを浴びると倍疲れるので……。
最近、私が運んでいるトイレットペーパー業界では「倍巻き」旋風が起こっていて、コレが重さも倍でドライバー泣かせなんですよ。これの積み降ろしをした後はしばらく大量の汗と握力の低下がもれなく襲ってきます。
毎年毎年夏を越えられるか不安しかない歳になってきました。皆さんも安全運転・安全作業で暑い夏をお互いに乗り切りましょう!
スクラップトレーラに乗っている金爆ママの場合
私はスクラップトレーラに乗っていますが、積み降ろしの時はトラックから降りていないといけません。
大きい工場には運転手控え室のあるところもありますが、その他はほぼ日陰も無い炎天下にヘルメットとマスク、そして長袖の作業着で立ちん坊です。なんぼ日焼け止めを塗っても効かないです。
立っているだけで汗だくですから、作業を伴なう方々はもっと大変でしょうね。対策といえるかわからんけど、周りに人が居なければマスクを外すとか、うるさくないところならヘルメットも外す(まあ、大体ヘルメットは外せませんけどね)。
立っているだけでも暑いのに、周りを鉄屑に囲まれているし、地べたには鉄板が敷き詰められているし、ブタの丸焼け一丁上がりですよ。
積み上がったら箱の上に乗って、飛びそうな物とか、はみ出している物をならすんですが、先日、雨の日用のゴム手袋をして上に上がったらゴムが溶けそうなくらいの温度で、熱くて手袋をしていられず、慌てて車内に戻り皮手袋に取り替えました。
そして、降ろし終わった時は箱の中に残った鉄屑とかゴミとかをスコップで集めて掃除をするのですが、まるでフライパンの中に居るような暑さです。以前、配車係に「中に入る時は携帯電話を持って入ってくださいね。中で具合悪くなったら連絡できるように!」と言われました。
なんにしても鉄屑稼業ですから、言葉は悪いけどクソ暑いです!
トラックに乗り込んでからスースーするボディーペーパーで顔から首から脇の下、そして腕全部を拭きます。そこへエアコンの風を当てると、涼しいです。
ヘルメットを被って小一時間も立っていると髪の毛がグショグショに濡れるので、近くに水道がある時は水で頭を洗います。そのため(?)のショートヘアです。昔はストレートロングヘアでしたが、もう若くもないし、見た目より実用性重視です!
ヘルメットの中は汗びっしょり 「ああ、丸刈りにしたい!」
今は肩に付かないくらいまで髪を伸ばしましたが、去年までは超ベリーショートにしていました。メンズヘアカタログから髪型を選んでいましたよ。
毎年「丸刈りにしたい!」と思っています。でも、さすがにそこは、まだ少しだけ残っている乙女心があって、できずにいます。後5年も経ったら丸刈りにしているかもしれません。
そうだ! そのヘルメットの中に、叩いてヒンヤリの瞬間冷却する物(スポーツとかで使いますよね)を入れています。これの小さいのがあるんですよ。ヘルメットって、女の人には少し大きいじゃないですか?
なので、これを入れても被れるんですね。「頭寒足熱!」と昔の人が言ったかどうか知らんけど、外に立っている間くらいは冷やしていられますよ。長時間はもたないけどね。
それと服の上からスプレーするとヒンヤリする物。外に出る前に、上着は全体に、ズボンは手が回るところ全体に吹き掛けます。風でも吹いてくれたら最高ですね。なんせ炎天下なので、「あっ!」と言う間に暑くなりますけど、何もしないよりはマシです。
最近はうるさくないところでは長袖上着を脱いで半袖シャツになっています。でもこれはね、半袖焼けしちゃうからね。とはいえ、オシャレして出掛けないし、水着にもならないし、休日は引き籠りですから関係ないですね。
もうね、ここ数年、年々暑さが増している気がします。年を取ると堪えられないのよねえ。私事ですがこのほど還暦を迎えました。高齢者です。ホント、暑いのも寒いのもキツイんですよ。
この仕事もいつまで続けられるのか!? 元気なうちは頑張りたいと思っていますが、本当に尋常な暑さじゃないですよね。運転手の皆様もそうでない皆様も、無理をせず体調に気を付けながら頑張って生きましょう!
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