走行中のクルマのトラブル…起きては欲しくないことだが、公道を走行する以上その万が一に備えなければいけない。もしも高速道路でトラブルが起きて車両を停車させた際に必要となるのが、三角表示板だ。しかし実はより安全に、後続車に自車の存在を知らせてくれるアイテムがあるらしい!? 今回は株式会社エーモンから販売されている「パープルセーバー」について調べていく!!
文:西川 昇吾/写真:ベストカーWeb
【画像ギャラリー】三角表示板よりスペース使わないし、使い勝手は良いし、めっちゃお得じゃんパープルセーバー!!(16枚)画像ギャラリー■高速道路で予期せぬトラブル…と同時に予期せぬ違反!?
パープルセーバーの紹介に入る前に、簡単に三角表示板の必要性について紹介しよう。高速道路で車両の故障により、やむを得ず路肩などに停車する場合は三角表示板を表示する義務がドライバーにはある。
道路交通法第七十五条の十一を抜粋すると、正確には「停止しているものであることを表示しなければならない」とされている。
つまり、三角表示板のように後続車に自車が停止していることを表示して知らせるアイテムを携行する必要があるのだ。
義務となっているため、故障時に知らせるアイテムを使用しなければ「故障車両表示義務違反」となり、点数1点、反則金6000円(普通車および二輪車)が課せられる。道路交通法違反となるのだ。
■パープルセーバーは三角表示板の5倍後方から見える!
ここまでで三角表示板の必要性は理解できただろう。三角表示板は約200m先から見えるようになっている。しかし、パープルセーバーは昼間ならば約400m、なんと夜間ならば1000m以上後方から確認することが可能だ。
名前にもある通り、光の色が「パープル」となっているのは、道路交通法で点滅する停止表示器材の色が紫と決められているからだ。
もちろん、道路交通法施行規則適合品で緊急時に三角表示板の代わりとして使用することが可能となっている。
以前のパープルセーバーは800mだったがリニューアルで視認距離が200m伸びて1000mにアップ。安全性はより向上した。これは、レンズカットを変更し、より遠くへ光を飛ばせるようになったからだ。
1000m後方となると、高速道路ならば故障車に到達する約36秒も前から気が付くことが出来る。これなら安全に故障車を避けることが出来るだろう。
実際に筆者も昼間に約400m後方から見てみたが、その存在はバッチリと確認できた。写真では分かりづらいかもしれないが、強いパープルの光は直ぐに目に付くため、後続へのアピールもバッチリだと感じた。
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