オリジナリティにあふれた腕時計を作りたい。でもせっかくなら、信頼できて完成度が高いものが良い。そんな願いを叶えてくれるサービスが、セイコー オリジナルウオッチ。これまで多くの企業とコラボレーション商品が販売されており、そのなかには自動車メーカーとのコラボモデルもあった。
文:ベストカーWeb編集部/写真:小塚大樹、SEIKO
【画像ギャラリー】クルマ好きは必見! スイスポ乗りは要注目!!!! セイコーとスズキのコラボレーション腕時計のこだわりがすごい!!!!!(26枚)画像ギャラリー■長年培った技術力の高さを多くの企業が高く評価
1881年に創業して以降、洗練したデザインかつ革新的な技術を盛り込んだ腕時計を世に送り出してきたセイコーウオッチ。そんな同社が近年、国産時計ブランドとして長年培ってきたノウハウを活かし、さまざまな事業と協業したコラボレーション商品を展開している。その名もセイコー オリジナルウオッチだ。
セイコー オリジナルウオッチとは、さまざまな企業や法人とセイコーがタッグを結成し、コラボレーション腕時計を製作できる、法人向けのオリジナルウオッチ製造サービスである。製作するにあたっては、専任のウオッチデザイナーが丁寧にヒアリングを行うことで、安心と信頼をお届けする。
また、カスタマーの予算感や販売目的に合わせて、相手先ブランドとセイコーがコラボレーションできる「SEIKOダブルネーム」、相手先ブランド製のオリジナルウオッチが製作できる「OEMオリジナル」、セイコープロダクトブランドの商品を加工する「既製品文字彫り加工」、ケースの形から新規にデザイン可能な「OEMフルオーダー」の4プランが設けられているのもポイントだ。
製作過程はプランによって若干異なるものの、約1カ月から2か月間にわたって、ウオッチデザイナーとデザインのイメージをディスカッション。クライアントの希望に寄り添いながら、ベースとなるモデルを決定し、デザインする。その後サンプル製作などを経て、10カ月~11カ月目で納品される流れとなっている。
カスタマーファーストでありながら、高い品質と安心感、そして何よりも幅広くアレンジができる自由度の高さがセイコー オリジナルウオッチの魅力。このサービスには、国産自動車メーカーも感銘を受けており、マツダ、SUBARU、そしてスズキが実際に商品を販売している。
今回、セイコー オリジナルウオッチの商品企画に携わった株式会社スズキビジネス オート用品事業部の吉田武史さんと、スズキ株式会社 部品本部 部品営業推進部の土屋 覚さんに、オリジナルウオッチの製作をセイコーに依頼した際のお話をお伺いした。
【画像ギャラリー】クルマ好きは必見! スイスポ乗りは要注目!!!! セイコーとスズキのコラボレーション腕時計のこだわりがすごい!!!!!(26枚)画像ギャラリー■サンプルを手で触れた時の感動は忘れられない
ベストカー(以下BC):オリジナルウオッチを製作した過程を教えてください。
吉田武史さん(以下、吉田):スズキのオリジナルグッズを購入できるECサイトが立ち上がり、お客様に喜んでもらえる商品ラインナップを拡充したいと思っていました。企業とのコラボレーションアイテムを検討していく中で、クルマ好きの人のなかで関心が高い「腕時計」という選択肢が、最適解だと考えました。
BC:パートナーにセイコーを選んだ理由はなぜでしょうか?
吉田:日本の企業としてはもちろん、世界的に見ても信頼性や技術の高さが評価されているところに感銘を受けました。私たちが望む商品を安心して任せることができると思ったので、セイコーさんとコラボレーションすることになりました。
BC:なるほど。そのような経緯があって、2023年の春には初のコラボレーションウオッチが販売されたんですね! 実際に製作していく過程で心に残っていることを教えてください。
土屋覚さん(以下、土屋):今まで腕時計を作ったことがなかったので、サンプルが出来上がって手元に来た時の感動は本当に大きかったです。同時にクオリティの高さには驚きました。自分たちの理想が形になっていましたし、お客様にも喜んでもらえるなと確信しましたね!
BC:ウオッチデザイナーと密になってディスカッションができるのも魅力ですよね!
土屋:はい! 私たちもかなりのこだわりを持って依頼しているのですが、デザイナーさんには丁寧に要望を聞いていただきました。そのうえで、デザイナーさん側から希望するデザインに合うベースとなる時計を提案して頂きました。ワクワクできる商品を作るためのディスカッションなので、楽しかったです!
吉田:針の色から箱のデザインまで、こだわれる範囲が広いのもいいですね。クルマ作りも捨てられないこだわりってあるんですけど、腕時計もかなりリンクする部分があると思います。
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