以前から指摘されている羽田空港の駐車場混雑が改善していない。連休などはP1~P4駐車場が朝6時前に満車というありさまで、飛行機に乗り遅れるんじゃないかと冷や汗をかいた人も少なくない。そこで羽田空港駐車場が満杯だった際の対策を考えてみた!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】あきらめちゃダメ! 羽田が満車でもぜったい駐められる!(7枚)画像ギャラリー■朝5時25分に満車のサイン!
年末年始、帰省や旅行で羽田空港に行く人も多いはず。その際公共交通機関を使うなら問題ないが、頭が痛いのがマイカー利用の人。空港直結のP1~P4駐車場が朝から激混みするのだ。
たとえば2024年10月12日の話。3連休の初日だったが、筆者は家族の送迎のため早朝の羽田空港にいた。朝5時25分に撮影したのがトビラの写真。第2ターミナル側のP3駐車場には早くも「満」の表示が点灯している。6時頃には収容台数が多いP4駐車場も満車になった。
もはやこんな状況は羽田の日常茶飯事だという。そこで羽田のP1~P4駐車場が満車だったらどうしたらいいのか、考えてみよう。
最初に頭に入れておきたいのは、羽田の空港駐車場の混雑状況はホームページでリアルタイム(3分ごと)に確認できるということ。だから現地について慌てるのではなく、空港へ向かう途中で状況を把握したい。
ホームページでP1~P4がすべて満車と判明したら、間違っても順番待ちの列に並んではいけない。早朝の羽田ではすぐ出てくるクルマが少ないうえ、途中であきらめても脱出が難しいためだ。
代わりにまずやるべきは第3ターミナル(国際線)用のP5駐車場のチェック。ここは第1&第2ターミナルからやや離れているため、P1-P4よりも空いている確率が高い。
もし都心方面から首都高で空港に向かっているなら、空港中央出口で降りて第1&第2ターミナル方面に向かわず、環八方面に直進するのがいい。ただし前述の通り離れた場所にあるので、移動には無料連絡バスに乗る。待ちそうなときはモノレールや京急線を使うのも手だ。
【画像ギャラリー】あきらめちゃダメ! 羽田が満車でもぜったい駐められる!(7枚)画像ギャラリー■やや高いが羽田イノベーションシティも使える
さて、第3ターミナルP5も満車だったらどうするか。実は第3ターミナルの脇には羽田エアポートガーデンという商業施設があるのだが、併設のホテル利用者以外は駐車料金に最大料金がないので長期駐車には向かない。そこで、東京モノレール、あるいは京浜急行を1駅戻って、天空橋にある羽田イノベーションシティを利用するのがオススメだ。
ここには190台が停められる平置き(P1)と、80台が停められる立体駐車場(P2)がある。どちらを使っても最大料金は24時間3080円で、24時間以降も繰り返し適用される。P1~P5ほど安くはないが、泊りがけの旅行でも比較的安心できるわけだ。クルマを駐めたら天空橋駅から鉄道利用となるが、P2のほうが駅に近いので便利だ。
イノベーションシティを使えば、たいていの混雑は乗り越えられると思うが、たとえば1週間も駐めるという人には24時間3080円という料金はちと痛い。そんなときは思い切って、羽田のはるか手前に停めてしまおう。
目指すのは天王洲アイルだ。ここにはいくつか駐車場があるが、クルーズ船の乗り場があるシーフォートスクエアの地下駐車場が、24時間1900円と割安なのだ。ここも最大料金が繰り返し適用され、しかもモノレールの天王洲アイル駅が近い。モノレールに乗ってしまえば空港第1ターミナルまでは約20分で着くことができる。
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