私事で恐縮ですが、4人家族の筆者は新しめの国産ファミリーカー(中古車)をマジで探しています。潤沢な資金を用意できるわけでもなく、予算は100万円程度。それでもコスパの良いモデルを見つけることができるから日本人は幸せ者です。愛車探しの顛末をご覧ください。
文:奥野大志(Team Gori)/写真:トヨタ、スズキ、マツダ、日産
【画像ギャラリー】ファミリーカーとしての資質は十分すぎるほど……甲乙つけがたい国産コンパクトカー(5枚)画像ギャラリークルコンをマスト装備とし3台の候補者をピックアップ
まずは自分の頭を整理するために、次期マイカー(セカンドカー)に必要な装備をピックアップしました。奥さんが都内で普通に運転できる5人乗りのコンパクトモデルで、燃費の良いガソリンモデル(ディーゼルを含む)というのが条件。加えて、サーキット出張にも使いたいのでクルーズコントロール(非ACCもOK)をマストとしました。
上記の条件で検討した結果、初代アクア、旧型ソリオ、先代デミオ(ディーゼル)が候補にあがりました。しかし、あちらを立てればこちらが立たず、絞り込めないまま数週間が経過しました。そこで自分を追い込むためにも、各車のアドバンテージを整理し、比較のポイントを明確にしました。
【画像ギャラリー】ファミリーカーとしての資質は十分すぎるほど……甲乙つけがたい国産コンパクトカー(5枚)画像ギャラリー低燃費かつ安価なアクアと高価だけどフル装備のソリオのガチ対決
第一候補の先代アクアは何と言ってもプリウス譲りの低燃費が特徴。トヨタ車ならではの安心感もあります。ただ、運転支援系の装備は古く、クルーズコントロールは定速のみ。レーンキープ機能もありませんが、前期型なら100万円以下で買える割安感は大いに魅力。ACCなしを受け入れるなら筆頭候補となります。
第二候補のソリオも20km/lを超える低燃費をマークするエコカーですが、ハイトワゴンタイプのボディとスライドドアが最大のアドバンテージ。巨大な組み立て式の家具や子供の自転車も積むことができそうで、かなり魅力的です。
しかし、ネックは値段とタマ数。ディーラー車でなくても100万円オーバーは確実で、アクアと比べて価格レンジは上です。
第三候補のデミオは検討を重ねている途中で浮上したダークホース。ACCはもちろん、3段階の設定ができるシートヒーターやヘッドアップディスプレイなど、申し分のない装備ですが、ソリオより安価です。
もちろん、割安な軽油で豊かなトルクを発揮する1.5Lディーゼルターボのアドバンテージも唯一無二。ツアラーとしての満足度も高そうです。
【画像ギャラリー】ファミリーカーとしての資質は十分すぎるほど……甲乙つけがたい国産コンパクトカー(5枚)画像ギャラリースライドドアか手ごろな価格をとるか……究極の選択は?
いろいろと分析を進めていった結果、スライドドアをとるか、価格をとるか、二択であることに気づきました。スライドドアの利便性は捨てがたく、ソリオが第一希望なのですが、ソリオバンディットの両側電動スライドドア付きは150万円オーバー。50万円の差は数値以上に重く、悩みに悩んだ結果、初代アクアを購入することにしました。
スライドドアだけに50万円は払えません。参考までにデミオを見送った理由はクルマに無縁な奥さんが乗るにはとっつきにくそうだから。男性オンリーなら間違いなくデミオなのですが。
ということで最強コスパ王は初代アクアに決定。スライドドアはなくても、燃費の良さと車両価格の安さは十分魅力。これから物件を見に行っていきます。
他にも先代のノートe-POWERや3代目ヴィッツのハイブリッドなど、100万円以下で買える買い得感の高い5人乗りはたくさん存在します。新車の価格がどんどん上がっていく中、これらのモデルの価値が見直されていくのは間違いありません。リセールバリューも期待できるので、お買い得だと思います。
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