ランクル300の一部改良モデルが3月18日に発表か!? 価格は約13万~15万円アップ! 今度こそ買えるのか? されど納期は6年!?

ランクル300の一部改良モデルが3月18日に発表か!? 価格は約13万~15万円アップ! 今度こそ買えるのか? されど納期は6年!?

 4~5年待ちともいわれる長納期で話題となっているランドクルーザー300。いまもなお受注停止が続いているが、2025年3月18日に一部改良が行われるという情報を首都圏のトヨタディーラー営業マンから入手した。一部改良の内容は? やっと受注が再開する! ついに買える時が来た?

※本企画の情報はメーカーからもたらされたものではなく、筆者がディーラーに取材した情報をもとに書いたものです。

文:青嶋勇樹/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ

一部改良の内容とは?

納期4~5年といわれているランクル300
納期4~5年といわれているランクル300

 2021年8月の発売前から事前受注が殺到、早くも2022年1月には納車4年待ちといわれ、翌2022年7月には受注台数が2万台を突破し、受注停止に追い込まれた。納期は4年とも5年ともいわれており、2025年2月現在も受注停止のままだ。

 そんななか、2024年12月に一部改良という情報が流れた。しかし、認証不正の問題から延期された。そして2月中旬、2025年3月18日に一部改良モデルが発表・発売するという情報を首都圏のディーラーから入手した。

 今回の一部改良は、内外観やパワートレーン、ボディカラーの変更はなく、主に最新のコネクティッドナビや安全装備のアップデートにとどまる。

 さっそく一部改良の内容を見ていこう。ナビゲーションは、ランクル250ZXに標準装備されているコネクテッドナビ対応の最新ディスプレイオーディオに変更。コネクティッドナビ対応になったことにより、CD/DVDデッキが廃止された。8インチが標準のコネクティッドナビ、12.3インチがコネクティッドナビ対応Plusとなる。メーターはGR-S/ZX/VXには12.3インチのフル液晶メーター、AX/GXは7インチに変更される。また一部レクサス車に採用されているマイカー始動ロックを採用。

 安全装備面では、トヨタセーフティセンス3.0にアップデート。ランクル250に搭載されている緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付き)をはじめ、フロントクロストラフィックアラート、レーンチェンジアシスト、プロアクティブドライブアシスト、安心降車アシストが追加された。

 ただし、トヨタチームメイトアドバンスドパーク、トヨタチームメイトアドバンスドドライブは今回装備されていない。しかもランクル250に装備されるデジタルインナーミラーの搭載なしというのも残念。

 気になる価格は、525万2500~813万6700円(首都圏ディーラー調べ)。装備面のアップデートに伴うもので、約13万~約15万円の価格アップにとどまる。

■ランドクルーザー300一部改良後の価格
ZXガソリン=743万6000円(+13万6000円)
ZXディーゼル=773万6400円(+13万6400円)
VXガソリン=643万6100円(+13万6100円)
AXガソリン=563万900円(+13万900円)
GXガソリン=525万2500円(+15万2500円)
GRスポーツ・ガソリン=783万6400円(+13万6400円)
GRスポーツ・ディーゼル=813万6700円(+13万6700円)
※首都圏トヨタディーラー調べ

では新規で購入することはできるのか?

2024年12月、一部改良が行われたオーストラリア向けのランクル300
2024年12月、一部改良が行われたオーストラリア向けのランクル300

 ようやく受注が再開するので、これから購入したいという人も多いハズ。しかし、話を聞いた首都圏のトヨタディーラーの営業マンの話では、バックオーダーを抱えているので、残念ながら新規でのオーダーは行わないという。もちろん、地方や他地域では受け付けてくれるところがあるかもしれないが……。

 これを書いている筆者も受注してから3年、納車予定の連絡もなく、はてしてなく待ちぼうけをくらっていたが、先日、この営業マンから一部改良モデルへの移行を打診されたというわけ。

 もちろん、一部改良モデルへの移行を了承したのだが、「納期はいつ頃になりそうですか?」と聞いたところ、「まだはっきりとしたことは言えませんが2026年中もしくは遅くとも2027年でしょうか。お待たせして申し訳ございません」。予約金を入れ、正式発注していてもこれだけ遅くなるのだから恐るべしランクル300。おそらく発売と同時に受注停止になるだろう。

ひと足お先に一部改良が行われたオーストラリア向けのランクル300GR-S
ひと足お先に一部改良が行われたオーストラリア向けのランクル300GR-S

 そもそも日本に割り当てられた年間生産予定台数は4000~5000台といわれているが少なすぎる……。国内向けランクル300の生産はトヨタ車体の吉原工場のみ。

 トヨタ田原工場と日野自動車羽村工場で生産されているランクル250のように、長納期を解消するために生産工場を増やしてほしいものだ。実際、アルファード&ヴェルファイアは来夏をめどに2工場から3工場体制にしたのだから……。

 いずれにしても、ランクル300の長納期は当分解消されそうもない……。

【画像ギャラリー】一部改良されたランクル300はすでに受注ができない!? 写真でチェック!!(3枚)画像ギャラリー

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