レクサスのFシリーズ第3弾として登場したレクサス RC F。スペック的には第1弾のIS Fを踏襲する「IS Fのクーペ版」といった位置付けだが、ハンドリングや出力などを進化させ、GTレースのベースモデルとして使われる高い実力を手に入れた!!
※本稿は2025年3月のものです
文:松田秀士/写真:レクサス、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年4月26日号
世界のGTレースに投入されるコンペティションのベース
スペックは基本的にIS Fを踏襲。IS Fのクーペ版とも言えるが、ハンドリングが進化。
車両重量は、実はIS Fより70kg重い1760kg。ホイールベースは同じながらトレッドはフロントが1555mm(+5mm)に対してリアは1560mm(+45mm)。
ハンドリングのアジリティよりもスタビリティ重視のように見えるが、5L、V8はより強化され481ps/54.6kgmを発生。つまりパワーアップに見合ったトラクション方向のセットなのだ。
ASCによるサウンドコントロールはあるものの、5000rpm以下では紳士的な音で、乗り心地も悪くない。2023年のマイナーチェンジでは、ホイールの締結方式をハブボルト方式に変更し、より高い締結とバネ下軽量化でステアリングレスポンスが向上。
●レクサス RC F(Fシリーズ第3弾・2014年10月~2025年2月)
・最終新車価格:1360万円
・累計販売台数:約3290台
・全長4710×全幅1845×全高1390mm
・車重:1760kg
・エンジン:4968cc、V8(481ps/54.6kgm)
・トランスミッション:8AT
・タイヤサイズ:(F)255/35ZR19 (R)275/35ZR19
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コメント
コメントの使い方IS Fも最終型は競合に全く引けを取らないレベルまで大幅に良くなっていました。
RC Fは乗り比べたことないのですが、前例を見ていると驚きの熟成をしているはず