100万円の使い途……昔は現金一括払いで新車の軽自動車を買うことができたが、今でも中古車なら頑張れば買える。しかも、ちょっと小洒落た輸入中古車だって買える。年式が古くなる? 新車の時から乗り続けてるって顔してればOKだ!!
※本稿は2025年7月のものです
文:伊達軍曹/写真:BMW、アウディ、VW、ルノー、ステランティス ほか
初出:『ベストカー』2025年8月10日号
中古のガイシャだって扱い方次第で維持は容易
ベストカー読者には「輸入車より国産車のほうが好き」という方が多いと推測する。そして同時に「中古の輸入車はすぐ壊れる」「中古の安いガイシャなんて恥ずかしい」という認識も持っているかもしれない。
好き嫌いは個人の問題であるため口出ししないが、「壊れる」「恥ずかしい」という点については、少々の“商品説明”を行いたい。
「輸入中古車=壊れる」というのは、確かにそのとおりな部分もあるが、完全な正解ではない。乗り方次第では意外と壊れないもので、安価な修理手法が確立されている車種も多い。
そして「安い中古輸入車なんて恥ずかしい」と思うのは、自意識過剰に過ぎない部分もある。「輸入車の年式による違いや相場」を把握しているのは、少数のカーマニアだけ。
ほとんどの人は、例えば1~2世代前のBMWに対しても「よく知らないけど、高そうなビーエム」くらいの認識しか持っていないものだ。
●アウディ TT(2代目)注目相場:70万円~100万円
なんともスタイリッシュな2+2クーペだが、ラゲッジスペースは意外と広く使える。2L直4ターボの「2.0TFSIクワトロ」が狙い目だ。
●フォルクスワーゲン ゴルフ(先代)注目相場:70万円~100万円
言わずと知れた世界的定番ハッチバックの先代。2017年5月のマイナーチェンジを受けた世代はやや高額だが、それ以前の世代なら80万円前後で良質車が探せる。
●フォルクスワーゲン ポロGTI(先代)注目相場:70万円~100万円
2015年2月以降の1.8Lターボとなった世代は100万円を超えるが、2014年までの1.4Lツインチャージャーユニット搭載世代なら総額90万円前後で購入可。
●フォルクスワーゲン シロッコ 注目相場:60万円~100万円
1.4Lツインチャージャーまたは2Lターボを搭載する3ドアクーペ。2Lターボ車の湿式6速DSGは特に耐久性が高く、メンテナンスの不安は少ない。
●BMW MINI(先代)注目相場:50万円~100万円
BMW製ミニの第3世代。初代と比べて剛性感は格段にアップし、「もはやBMW 0シリーズ」とも言われた。総額90万円で好条件なクーパーが見つかる。
●ルノー カングー(先代)注目相場:60万円~100万円
マッチョになった現行型と違い、まだまだカワイイ造形だったフランス製MPV。2013年までの前期型は古さを感じるが、後期型はまだまだイケてる。
●フィアット 500 注目相場:40万円~100万円
往年の「ヌオーヴァ500」をデザインモチーフとするイタリアンコンパクト。おすすめは有機的なビート感がクセになる0.9L・2気筒ターボの「ツインエア」だ。



















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