現在、「名車」と呼ばれるクルマも、10年前は普通の「良いクルマ」だったはず。ならば現在のクルマにも「10年後の名車」は存在するはず。同じカテゴリー同士や同じキャラクター同士で比較し、10年後に名車と讚えられるのはどっちだ!?
※本稿は2025年11月のものです
文:片岡英明/写真:トヨタ、日産、マツダ、スバル、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年12月10日号
※10年後、名車に近いのはどちらかを評価判定する。評価の点数は「100点」の持ち点を各車に配分
走り自慢比較:トヨタ GRスープラ vs 日産 フェアレディZ
GRスープラはファイナルエディションが登場し、2026年3月をもって生産を終了する。
次期モデル次第だが、この先BMW製の直列6気筒エンジンが搭載されることはないと思う。ファイナルエディションは高価だが、10年後も名車として崇め奉られるだろう。
フェアレディZは先代の進化版だが、走りの実力は非凡だ。V6ターボの刺激的な走りに加え、NISMOは希少価値もある。
この先も生産を続けていくので歴史に残る名作が加わる可能性も高い。生産を終えるスープラが有利だが、ファンの多いZも名車になる。
●評価……トヨタ GRスープラ:50点 日産 フェアレディZ:50点
FRスポーツ比較:マツダ ロードスター vs トヨタ GR86/スバル BRZ
ともにNAのFRライトウェイトスポーツだ。
ロードスターは2シーターオープンの趣味性の高いスポーツカー、GR86とBRZは2+2のスポーツクーペで、実用性能も高い。
エンジンのパワフルさや扱いやすさは、2.4Lエンジンを積むGR86とBRZが一歩も二歩も上をいく。
だが、ロードスターは非力なパワーユニットの実力を引き出す楽しみに満ち、フットワークも軽やか。オープンの爽快感も他を寄せ付けないなど、ライバル不在。
電動化の時代になれば、さらに名声は高まるだろう。
●評価……マツダ ロードスター:80点 トヨタ GR86/スバル BRZ:20点
























コメント
コメントの使い方