テスラやウェイモが一部地域で営業運転を実施している自動運転タクシー。日本でも動向を見守りたいところだが、注目しなければいけないのはアメリカだけではない。中国の広汽トヨタでは「ポニーai」の無人タクシーを鋭意製造中だ!!
※本稿は2026年3月のものです
文:角田伸幸/写真:トヨタ ほか
初出:『ベストカー』2026年4月26日号
広汽トヨタで自動運転のbZ4Xを製造!?
トヨタの電気自動車「bZ4X」が、大改良を経て売れゆきを伸ばしている。このbZ4X、実は中国の広州でも広汽トヨタが生産しているのだが、この中国製のbZ4Xにとんでもないモデルが加わった。なんとレベル4自動運転バージョンである。
とはいえこれは市販モデルではない。中国自動運転大手「ポニーai」の無人タクシー仕様なのだ。
ポニーaiとトヨタは2019年に提携し、以来親密な関係を続けている。トヨタは2020年に同社へ4億ドル(約620億円)を出資したほか、2024年4月には量産研究開発を加速させるため、総投資額が10億人民元(約220億円)超に及ぶ合弁会社も設立している。
今回の発表によると、広汽トヨタは無人タクシー仕様bZ4Xを、2026年中に1000台規模で生産するという。
2026年2月には量産第1号車がすでにラインオフしており、同年末までにポニーaiの自動運転タクシー総保有台数は3000台以上に拡大するという。中国では無人タクシーが生産ラインで量産される時代に入ったのかと思うと、驚かざるを得ない。
その無人タクシー版bZ4Xだが、ポニーai最新の第7世代自動運転システムを搭載しており、34個のセンサーが周囲360度、650m先まで検知する性能を持つ。
さらにブルートゥースによる車両のロック解除や車内音声対話、オンライン音楽サービス、出発前の空調管理、乗り物酔いを抑える加減速制御などが盛り込まれているという。
テスラやウェイモといったアメリカ勢の動きにばかり目がいきがちだが、中国の自動運転の進化ももの凄い。海外進出なども含めて、今後の動きに注目だ。
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