そろそろ梅雨時期に突入するが、その前にチェックしておきたいパーツは意外と多い。今回はそのなかでもきちんと機能していないと「事故」に直結する可能性の非常に高いパーツを3つ紹介しよう。
文:山口卓也/写真:写真AC
【画像ギャラリー】梅雨前に点検すべき重要パーツとは?(6枚)画像ギャラリーその1 梅雨時期こそベストな状態に! 「ワイパーゴム&ブレード」
雨対策が必須な梅雨時期、ワイパーは必ず完全な状態にしておきたい。
拭きスジや拭きムラは視界不良となり、ワイパーを動かしたときに「ビビビ……」や「ギュギュギュ……」などのビビリ音が出る場合は気になって運転に集中できない場合もある。調子の悪いワイパーは、梅雨時期を安全に走行する上で必ず直しておきたいパーツなのだ。
ワイパーゴムに欠けやヒビ割れ、変形部分がある場合は最低でもワイパーゴム交換。
さらに動きが滑らかでない、異音がする、拭きムラがある場合などはワイパーブレード(ワイパーゴムを支持している金属部)の歪みが原因の場合も多く、ワイパーゴム&ブレードともに交換がお薦め。
ちなみに、ワイパーゴムの交換時期は半年から1年とも言われるが、実際にそれほどの頻度で交換する人は非常に少ない。しかし、寒暖差や紫外線に弱いワイパーゴムは夏から冬を越したあたりですでに劣化が進んでいる。
なお、ワイパーゴム&ブレード交換は初めてでも難しくない作業かつ安価なパーツなのでぜひチャレンジしてほしいが、ワイパーアームからブレードを外して手を離した際、アームの金属部がバネの力でフロントガラスを激しく叩いてガラス破損……というトラブルはたまに聞く。
自身で交換作業を行う場合は、ワイパーアームを起こしたら即フロントガラスに大き目のタオルなどをかぶせ、万が一のトラブルを回避すべし!
その2 視界確保の重要ポイント! 「フロント・リアガラス&サイドガラス・サイドミラー」
梅雨時期の特に夜間走行という視界確保が特に重要な場面では、ワイパーゴム&ブレードとともに「フロント・リアガラス&サイドガラス・サイドミラー」も重要。
「サイドガラスやサイドミラーの雨粒によって後続車を確認しづらい」「対向車や後続車のヘッドライトがギラついて見えづらい」などの視界の悪い状態は、事故につながる可能性が高く、非常に危険。
また、視界が悪いと想像以上に集中力が落ち、疲れにもつながるため、フロント・リアガラスをキレイにしておくことは特に重要だ。
ガラスをキレイにするために市販のアルコール系ガラスクリーナーを使うのもいいが、無水エタノールと精製水もお薦め。
キレイにするには
1.無水エタノールをマイクロファイバークロスなどに染み込ませ、フロント・リアガラス面を3ブロック程度に分けて汚れを拭き取る。
2.無水エタノールは揮発性が高く、拭き上げた先からどんどん乾いていくので素早く拭き取ること。
3.ガラス全面を無水エタノールで拭き上げたら、うっすら残ってしまう拭きスジなどを精製水を使って拭き取る。
4.精製水をスプレーボトルに移して少量ずつガラス面に噴霧し、クロスで素早く拭き取り、さらにクロスの乾いた面で完全に拭き上げる。
この作業をガラス外側・内側に行い、拭き残しのないように乾いたウエスでしっかりと拭き取る。
ただし、無水エタノールは樹脂部分に付着すると変色の原因になる場合があるため注意したい。
また、サイドガラス・サイドミラーの雨粒対策には市販のコーティング剤がお薦め。このとき「撥水か親水か?」で悩む人もいるが、風圧で雨粒を吹き飛ばすことのできるフロントガラスには「撥水コート」を。
風圧にあまり期待できないリアガラスやサイドガラス、サイドミラーには「親水コート」がお薦め。サイドガラスは意外と忘れがちだが、サイドミラーがすっきり視界良好でも、雨天走行時は閉めたサイドガラス越しにサイドミラーを見ることになるので、サイドガラスも忘れてはいけない。
「親水コート」は雨粒を水膜化することでガラス面を平滑にし、歪みのないクリアな視界が確保できるので「フロント以外は親水コート」と覚えておきたい。
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