洗車をしてピカピカに仕上げたつもりでも、どこかくたびれた印象が残る。外装はきれいになったのに、車内の臭いや汚れが気になったまま。そんな悩みを抱えるドライバーは少なくないはずだ。実は、そうした悩みの多くは、100円ショップで手に入るアイテムで解決できる。今回は、身近な洗浄液を使って愛車をリフレッシュする方法を3つ紹介していこう。
文:佐々木 亘/画像:Adobe Stock(メイン画像=kyon)
【画像ギャラリー】「100均グッズ」で愛車が若返る!? クエン酸活用術がスゴい! クルマの簡単メンテナンス方法(6枚)画像ギャラリーヘッドライトの黄ばみ・曇りには「アルカリ電解水」
洗車後もクルマの印象がぼやけて見えるなら、ヘッドライトの黄ばみや曇りが原因かもしれない。透明感を失ったヘッドライトは、それだけでクルマ全体を古く見せてしまう。かといって、ヘッドライトユニットの交換は高額だし、専用の研磨剤を使う作業も手間がかかるだろう。
そこで試してほしいのが、アルカリ電解水だ。現代のクルマのヘッドライトカバーにはポリカーボネートが多く使われており、紫外線や汚れの蓄積によって徐々に黄ばんでいく。アルカリ電解水はポリカーボネートの応力腐食性を利用し、その黄ばみごと腐食・除去する仕組みだ。
手順はシンプル。まず塗装面を保護するため、ヘッドライト周囲をマスキングテープで養生する。次にアルカリ電解水をヘッドライト全面にスプレーし、黄色く濁った液が垂れてきたら柔らかい布で丁寧に拭き取る。この「スプレー→拭き取り」を3〜4回繰り返すことで、黄ばみが徐々に落ちていく。
注意点は、最後に必ず水でしっかりすすぐこと。アルカリ成分が残ったまま放置すると、ヘッドライトにクラックや変色が生じる恐れがある。これはヘッドライト自体にダメージを与えながら汚れを落とす方法である点を忘れないでほしい。すすぎを丁寧に行うことが、仕上がりの美しさと耐久性を左右する。
黄ばんだヘッドライトが透明に戻るだけで、クルマは見違えるほど若々しくなる。新車のような印象を取り戻すのに、これほどコストパフォーマンスの高い方法はそうないだろう。
タバコの臭いには「クエン酸」
車内に染みついたタバコのニオイ。長年蓄積したものであれば専門業者に任せるのが確実だが、比較的最近ついたニオイであれば、クエン酸を使った拭き取りで十分に対処できる。
タバコ臭の対策としてよく知られているのが重曹だ。しかし実は、重曹では効果が出にくいケースも多い。その理由はニオイの成分にある。タバコの煙に含まれるニオイの主な原因はアンモニアであり、これはアルカリ性の物質だ。重曹もアルカリ性のため、同士をぶつけても中和反応が起きず、消臭効果を十分に発揮できない。
ここで活躍するのが、酸性のクエン酸である。アルカリ性のアンモニアとクエン酸が反応することで臭いの元が中和され、効果的に消臭できる。子供やペットの粗相による臭いにも同様の原理で効果を発揮するため、ファミリーカーにも重宝する一品だ。
クエン酸はスプレータイプの溶液として販売されているものもあり、使い勝手は抜群。前述のアルカリ電解水や重曹と合わせて、洗車前に100円ショップでまとめて揃えておくと便利だ。
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