ライズの荷室は本当に使える? コンパクトSUVでもアウトドア気分を楽しめるか

ライズの荷室は本当に使える? コンパクトSUVでもアウトドア気分を楽しめるか

 トヨタ ライズは全長3995mm、全幅1695mmの5ナンバーSUVだが、見た目以上に荷室が頼もしい。キャンプ道具を満載する本格派ではないにしても、買い物、日帰りレジャー、週末アウトドアを楽しむには十分な実力を持っている。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ、ダイハツ

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2段デッキボードで日常の荷物が積みやすい]

ライズ/ロッキーの2弾デッキボード。写真はOEM元であるロッキーのものだが、荷室内のデザインと構造に違いがあるわけではない
ライズ/ロッキーの2弾デッキボード。写真はOEM元であるロッキーのものだが、荷室内のデザインと構造に違いがあるわけではない

 ライズの荷室で注目したいのは、単純な広さだけではない。2段デッキボード構造を採用しており、荷物の形や量に合わせて使い分けられるのがいい。デッキボードを上段にすれば開口部から床面までの段差が少なく、重い荷物の出し入れがしやすい。スーパーの買い物袋、折りたたみコンテナ、ベビーカーなどを積む日常では、この“サッと載せられる感”がかなり効く。

 一方、たくさん積みたい時はデッキボードを下段へ。背の高い荷物を入れやすくなり、アウトドアチェアやクーラーボックスも収めやすい。さらにデッキボード下にも収納スペースを持つ。2WD車ではデッキボード上段時145L、下段時80Lの下収納を確保。4WD車は上段時104L、下段時38L、ハイブリッド2WD車は上段時81L、下段時17Lと仕様で差はあるが、洗車用品やレジャー小物を隠しておけるのは便利だ。

 価格はXガソリン2WDで180万700円から。5ナンバーサイズで扱いやすく、荷室の工夫もある。ライズは「安いから我慢するSUV」ではなく、日常の使い勝手まできちんと考えられた小型SUVだ。

本格キャンプより日帰りアウトドア向き。そこがちょうどいい

後席の片側を倒した様子。コンパクトSUVではあるが、アウトドアレジャー用品の積載も十分対応できている。写真はロッキー
後席の片側を倒した様子。コンパクトSUVではあるが、アウトドアレジャー用品の積載も十分対応できている。写真はロッキー

 リアシートは6:4分割可倒式。片側だけ倒せば、後席に人を乗せたまま長尺物を積める。両側を倒せば、シートバック面からデッキボード、バックドア開口部までほぼフラットにそろった奥行きのある荷室が現れる。キャンプ道具一式を家族4人分、という使い方ではミドルSUVに譲るが、2人で日帰りアウトドア、釣り、道の駅巡り、フェス、ピクニックならかなり現実的だ。

 また、ライズは車体が大きすぎないのもアウトドア気分には大事。狭い駐車場、山あいの細い道、河川敷近くの未舗装路入り口などで、全幅1695mmの安心感は大きい。SUVらしい見晴らしのよさがありながら、取り回しはコンパクトカー感覚。この気軽さは、週末にちょっと遠くへ行きたくなる理由になる。

 もちろん、車中泊前提なら過度な期待は禁物だ。完全に足を伸ばして寝るには工夫が必要で、大人2人が快適に寝るなら専用マットや荷物の整理も欠かせない。それでも、荷物を積んで外へ出かける相棒として見れば、ライズの荷室はかなり使える。

 結論として、ライズは“本格アウトドアSUV”ではない。だが、毎日の買い物に強く、週末の遊びにも付き合える“気軽なアウトドアSUV”だ。コンパクトなのに荷物が積める。このちょうどよさこそ、ライズの荷室が支持される理由だ。

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