軽スーパーハイトの定番タントに、ちょっと遊び心を足したのがタント ファンクロスだ。見た目はアウトドア風、でも中身はタントならではの便利系。ではこれ、本当に日常でも使いやすいのか? 180万9500円から狙える“遊べるタント”の実力を見ていこう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】前席も倒せばオドロキの広さ!! アウトドア道具も積み放題な室内がコレ!(12枚)画像ギャラリー見た目だけじゃない!! ファンクロスは荷物を積んで遊ぶ気満々
タント ファンクロス 2WDの価格は180万9500円、ターボ2WDは190万3000円。燃費はNAがWLTCモード21.9km/L、ターボが20.6km/Lだ。標準タントよりアウトドア感を強めたモデルだが、軽スーパーハイトらしい扱いやすさはそのまま。全長3395mm×全幅1475mmの軽規格ボディで、狭い道や駐車場でも気を使いにくい。
ファンクロスの魅力は、まず見た目の楽しさだ。専用感のある前後デザインに、ルーフレール風の意匠、ガンメタ塗装の15インチアルミホイールで、普通のタントとは明らかに雰囲気が違う。ちょっとキャンプ場に停めてもサマになるし、街中でも“道具っぽさ”がある。軽なのに遊びの気配が濃いのがいい。
さらに実用面も抜かりなし。撥水加工フルファブリックシート表皮を採用し、濡れた上着やアウトドア帰りの汚れにも気を使いすぎなくて済む。荷室は上下2段調節式デッキボードなどを使ってアレンジでき、汚れた荷物を分けて積みたい時にも便利。アウトドア風の見た目だけで終わらず、ちゃんと“積んで使う”ところまで考えた仕様だ。
日常力はやっぱりタント!! ミラクルオープンドアが強すぎる
とはいえ、ファンクロスの本質はやっぱりタントだ。最大の武器はミラクルオープンドア。助手席側のセンターピラーをドアに内蔵し、前後ドアを開けると大きな開口部が生まれる。キャンプ道具を積む時、子どもをチャイルドシートに乗せる時、買い物袋を抱えて乗り込む時、この開放感はかなり効く。
室内も軽とは思えない余裕がある。背が高く、シートアレンジも多彩だから、着替えや休憩のスペースとしても使いやすい。もちろん毎日の送迎、買い物、通勤にも向く。アウトドア専用というより、普段使い9割でも違和感なく使えて、週末にちょっと遊びたくなるクルマという立ち位置だ。
迷いどころはNAかターボか。近場中心ならNAのファンクロスで十分。価格も燃費もバランスがいい。一方で、高速道路や坂道、家族で荷物を積んで出かける機会が多いなら、ターボの余裕はかなり魅力だ。価格差は9万3500円なので、長く乗るならターボを選ぶ価値もある。
結論として、タント ファンクロスは“雰囲気だけのアウトドア軽”ではない。タントの便利さに、遊びの道具感と荷物への強さを足した、かなり実用的な1台だ。毎日は送迎と買い物、週末は公園やキャンプ。そんな使い方に、これほど自然になじむ軽もなかなかない。
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