アウトドア風の見た目が魅力のタント ファンクロス。キャンプ場に似合う軽スーパーハイトだけに、気になるのは車中泊への適性だ。シートを倒せば寝られるのか? それとも休憩向きなのか? 室内の広さ、シートアレンジ、荷室まわりの装備から“車中泊度”をチェックしてみたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ
【画像ギャラリー】寝られる軽スーパーハイトか!? タント ファンクロスの“車中泊度”をチェック!!(16枚)画像ギャラリーフルフラットモードは休憩に強い!! ただし完全なベッドではない
タント ファンクロス 2WDの価格は180万9500円、ターボ2WDは190万3000円。燃費はNAがWLTCモード21.9km/L、ターボが20.6km/Lだ。全長3395mm×全幅1475mmの軽規格ボディながら、全高は1785mm。背の高い室内を生かして、着替えや休憩に使いやすいのがファンクロスの強みだ。
シートアレンジでは、助手席フルフラット機構、リアシート左右分割リクライニング&可倒を備える。リアシートは50度までリクライニングでき、フロントシートを倒して後席をリクライニングすれば、くつろげるフルフラットモードが作れる。キャンプ場での仮眠、長距離ドライブ中の休憩、子どもの昼寝スペースとしてはかなり便利だ。
ただし、車中泊専用車のように完全なフラット床が広がるわけではない。シートの段差や凹凸は残るため、大人が一晩ぐっすり眠るにはマットの追加が必須。体格によっては足元の余裕も限られる。つまり、ファンクロスの車中泊度は「そのまま寝られる」ではなく、「工夫すればかなり使える」というタイプだ。
荷室まわりは車中泊向き!! USBと防水機能が地味に効く
ファンクロスが車中泊で面白いのは、荷室まわりの装備だ。上下2段調節式デッキボードは、脚を立ててリアシートを倒すとフラットで広いラゲージスペースを作れる。さらにデッキボード下には収納スペースもあり、寝る時に邪魔な小物や靴を分けて置きやすい。
防水加工シートバックもありがたい。濡れた荷物や外遊びの道具を積みやすく、拭き取りもしやすい。車中泊では寝具、着替え、食料、ランタンなど荷物が増えがちだが、汚れを気にしすぎず積めるのは大きい。ラゲージルームランプが天井とデッキサイド右側にあるのも、夜間の荷物探しで効く装備だ。
さらに後席右側には電源用USBソケットを備え、スマホやLEDランタンの充電に使える。車中泊では大げさな装備より、こうした小さな電源がありがたい。もちろん本格的に泊まるならポータブル電源やシェード、段差解消マットは用意したい。
結論として、タント ファンクロスの“車中泊度”はかなり高め。ただし、快眠ベッドというより、軽スーパーハイトの広さと多彩なシートアレンジを生かしたライト車中泊向きだ。休憩、仮眠、1人での短期泊ならかなり楽しめる。毎日は買い物と送迎、週末は外遊びと車中泊ごっこ。そんな使い方に、ファンクロスは実にハマる1台だ。
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