依然状況変わらずの納期問題 「プレミア価格」覚悟なら大注目の「即納未使用中古車」10選

　ちょっとした車種でも6カ月待ちくらいになってしまうのが昨今の新車。だが心配ご無用！「新車のような中古車」を選べば、人気モデルでも“ほぼ即納”なのだ!!! 「即納プレミアム」（後述）は避けられない公算大だが、それでも目当てのモデルがほしい方には大注目の「即納未使用中古車」10台を紹介！

●狙え「即納＆未使用」中古車大研究！　新車販売上位モデルなら「プレミアム価格」なしの物件もあるぞ!!!

※本稿は2022年10月のものです
文／伊達軍曹、写真／ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2022年11月10日号

■新車では数年待ちのあのクルマも!?

　最大公約数的な存在である販売台数TOP10圏内のモデルと違い、「好きな人は熱狂的なまでに好き」というニュアンスのモデルには、際限のない“即納プレミアム”（即納・または短めの納期と引き換え的な意味で上乗せされる金額。販売台数TOP10圏内のような「売れ筋モデル」の場合は流通量も多いため、即納プレミアムは付きづらい）が乗っかりやすい。その典型がランクル300こと現行型のトヨタ ランドクルーザーだ。

　新車は3年待ちとも5年待ちとも言われ、しまいには注文停止になったそれを「どうしても今欲しい！」という人はあとを絶たないゆえに、販売店としても遠慮なく即納プレミアムを乗っけることができる。

　そのため、現在のランクル新古車の相場は正規価格の倍以上である1650万円から。いやはや、とてもじゃないが、普通の暮らしをしている人間としては手も足も出ないプライスである。

　また同様に新型フェアレディZも、まぁそもそも中古車は超絶希少な存在ではあるのだが、ごく希に現われる即納中古車はおそらく1200万円ほどのプライスが付いているはずだ。

　とはいえ即納プライス分の上乗せがそれほど高くなかったり、新車価格と同程度かやや安かったりするモデルが多いのも事実。そのため、めちゃめちゃなプレミアムが乗っかっている注目モデルは「逆にごく一部である」と見ることもできるだろう。

　個人的にはガソリンエンジンを積む現行型シビックEXの新古車的中古車を、新車価格より50万円ほどお安く狙うのはかなりオシャレだと思う。

　またお子さんがいらっしゃる人は、新車だと約半年待ちになるステップワゴン スパーダを、新車よりちょい安か同じくらいの価格でサクッと手に入れ、家族と一緒に最新世代ミニバンならではの味わいと機能を堪能するのもアリなはずだ。

　まぁこのご時世でも意外と納期が遅くないスバル レガシィアウトバックやレヴォーグの即納中古車はやや微妙かもしれないが、少なくとも新車の納期が6カ月以上になるモデルの場合は、即納プレミアムがさほど乗っかっていない即納中古車に注目する価値は大いにある。

■マツダ CX-5

●新車納期：約？カ月
●新車価格：299万7500円（XD Smart Edition）
●新古車価格：270万～290万円

　9月26日時点で現在CX-5は新規の注文受付終了となっており、販売再開時期は現在未定。販売店在庫を狙うのもいいが、街の中古車販売店にも走行4km程度の物件はたくさんある。

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