2022年1月13日に登場した、4代目となるトヨタ ノア/ヴォクシーの販売が絶好調だ。半導体をはじめとした部品不足の影響で、ここまでは人気が販売台数に直結しているとはいえない状況だった新型ノア/ヴォクシーだが、最新の2022年10月発表の自販連登録車販売台数では、ノアは7,159台、ヴォクシーは7,201台と、本来の実力を発揮しつつある。ちなみにステップワゴンは3,075台、セレナは4,446台(3ナンバー4,162台+5ナンバー284台)だ。
人気車だけに、フロアマットやETCをはじめ、ナビやオーディオ、エアロパーツ、専用ホイール、イルミネーションなど、様々なディーラーオプションが用意されている。興味を引かれるアイテムがそろっており、(本当は全部載せしたいところだが)予算とにらめっこしながらどこまでつけるか、非常に悩ましい思いをするだろう。今回は、ノア/ヴォクシー購入検討者へお薦めしたいディーラーオプションを5つご紹介しよう。
文:吉川賢一
写真:TOYOTA、MODELLISTA
フロアマット(ラグジュアリータイプ)(68,475円)
フロアマットは、廉価でカラーバリエーション豊富な社外製もあるが、純正品ならではの優越感も得られ、やはり外すことはできないディーラーオプションだ。ノア/ヴォクシー用には、毛足が長くやわらかな踏み心地のラグジュアリータイプ(68,475円)と、標準の厚みのデラックスタイプ(56,375円)の2パターンのフロアマットがあるが、筆者がおすすめしたいのは、ラグジュアリータイプのほうだ。標準的なデラックスタイプよりも12,000円も高いが、カーペットの毛足が長いことで、フロア下からのロードノイズが低減して静粛性が上がり、乗り心地まで良くなったように感じられるはず。
消臭・抗菌・抗ウィルス・抗アレル物質の機能を備えたPlatinum Clear対応となっており、清潔な状態が長く続くようにつくられている。ここは奮発して、後悔はないはずだ。
モデリスタ エアロパーツセットA(261,140円)
トヨタ車のなかでも、特に、ミニバンやSUVで大人気となっている、モデリスタ(MODELLISTA)製のエアロパーツ。都会的でラグジュアリーかつスタイリッシュなデザインは主張が強く、誰よりも目立つこと間違いない。
ノア/ヴォクシー向けには、3点セット(フロントスポイラー+サイドスカート+リヤスカート)のエアロパーツセットAと、さらに3アイテム(フロントグリルキット+シグネチャーイルミブレード+イルミルーフスポイラー)が増えたエアロパーツセットB(535,645円)が用意されている。ちなみに先代のノア/ヴォクシー(60系)では、グレード、走行距離に次いで、モデリスタエアロを装着していることが下取り価格に大きく加点される要素のひとつだった。
また、純正では17インチまでだったタイヤ&ホイールだが、モデリスタ製では18インチアルミホイール&タイヤセット(WingDancerX VII&TOYO TIRES TRANPATH mp7)が用意されている。価格は268,675円と高額だが、モデリスタエアロとのマッチングは、社外製のホイールでは再現できないかもしれない。こだわるならば、全てをモデリスタパーツでキメたいところだ。
14型有機EL後席ディスプレイ(158,345円)
後席シートも使う機会が多いファミリーにお薦めしたいのが、後席用ディスプレイだ。14インチという巨大な有機EL、A4コピー用紙とほぼ同等面積(画面サイズ 約174mm×309mm)で、トヨタの後席ディスプレイの中で(2022年11月時点)最も大きなサイズとなる。
ディスプレイに内蔵されたアクチュエーターによって、質の高い音響空間となるようつくりこまれており、画像もキレイなので、2列目だけでなく、3列目に座る方にも大満足してもらえるだろう。ちなみに現行のノア/ヴォクでは、後席はDVDで映画を見ながら、前席はお好みの音楽を流すという、前後で個別再生が可能となった(先代ではできなかった)。
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