2023年も多くの新型車が登場を予定している。そこで2023年登場予定の新型車の「期待できる部分」と「不安を感じる部分」を国沢光宏氏に分析していただいた。新型日産 エルグランドに感じる期待と不安とは!?
※本稿は2023年1月のものです
文/国沢光宏、ベストカー編集部、予想CG/ベストカー編集部、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年2月26日号
■次世代技術でアル/ヴェルに立ち向かう!
現在、ラージクラスミニバン市場はトヨタ アルファード/ヴェルファイア一強の状態が続いており、現行型が持つこの人気のまま今年新型を投入する。いっぽうで、この局面をただ黙って見ているだけのライバルはいない。アル/ヴェルの快進撃に待ったをかけるべく、日産も新型エルグランドの登場を控えている。
デザインについてはVモーショングリルを採用したアリア顔になると思われる。また、現行型のウィークポイントだった室内スペースについても大きく見直されるはずだ。
昨年立て続けにヒットモデルを送り出した日産だけに、とても期待が高まるモデルだ。
■国沢光弘の「期待と不安」分析
今や一人勝ち状態になってしまったアルファードを見て「ウチも!」と思ったのだろう。ここにきてヒット車を連発している日産は13年ぶりにエルグランドをフルモデルチェンジさせるようだ。
エルグランド級を走らせる燃費のいいパワーユニットを持っていなかった日産だったが、現在はパワフルでありながら、静粛性や抜群の燃費性能を持つ1.5L・VCターボのe-POWERがある。
気になるのはプラットフォーム。セレナ用だと古いし、サイズ的に厳しい。必然的にエクストレイルと同じ「CMF-C/D」になると思う。車両重量2トンくらいまでならカバーできるようだからその点問題ないのだろう。
12月の発表と言われており、タイミング的には電気自動車仕様も想定している? デザインは「すごく四角く見える」という目撃情報があると聞く。このところの日産デザインはサクラ、アリアをはじめイケてるので期待したい。
●NEWエルグランドの内容
・12月登場予想
・13年ぶりのフルモデルチェンジ
・エクストレイルと同じ直3、1.5L・VCターボe-POWER搭載が有力
・BEVを設定する可能性もある
・4WDは新開発「e-4ORCE」採用
・ライバル・アルファードも5月頃にフルモデルチェンジ
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