クルマの「定額サービス」、英語で言うところの「サブスクリプションサービス」が話題だ。先月(2019年2月)16日にはトヨタが自社によるサブスクリプション「KINTO(キント)」の概要を発表し、翌日にはスーツ姿のお兄さんたちが話題にしているのをちょくちょく耳にしました。
クルマに親しむ機会が増えてくれればいいなーと思っていたところ、なんと1km10円で新車に乗れるサービスがでてきた! というではありませんか。
これ、ほんとなら、週末に少し乗るくらいであまり走らない、でもクルマは自分で所有していたい方(まさに私です!)にはピッタリなのでは? ということで調べて参りました!
※本稿は2019年2月のものです。記事中の費用はすべて税別です
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年3月10日号
■おくるまネットワーク株式会社のサービス「軽帯(ケータイ)自動車」
さて、この新しいサービスは、おくるまネットワーク株式会社(兵庫県神戸市)が始めた「軽帯(ケータイ)自動車」のことですね。
4,800円からの毎月の基本料金と、走行距離1kmにつき10円の使用料で愛車を所有できるというもので、「携帯電話の料金感覚」というのがウリ。リース期間は30カ月で、車検がくる前に乗り替えられるから車検代もかかりません。
毎月の基本料金4,800円というのはボーナス払い3万円×5回を使った場合で、均等払いなら8,720円/月となる。それに1km10円の使用料が加わり、月に500km(5,000円分)走ったとすれば、毎月1万4,000円で自分のクルマを使えることになります。
■車種はいまのところスズキ ワゴンRのハイブリッドFX(白・黒)のみ!
1月11日から始めたばかりで、当初は月20台からのスタート。同社の担当者さんによると「今後の反響しだいで台数を増やしていきます」とのことですが、すでに問い合わせが多数きており、上々のスタートとなっているもようです。
車種はスズキのワゴンRハイブリッドFXのみで、ボディカラーは白と黒の2種類ですが、反響しだいで選べる車種も今後広がっていく可能性があります。
さて、走行1kmにつき10円という使用料金が設定されていますが、その走行距離はどう調べるのでしょうか?
これに関しては「自動で距離がわかる仕組みを4~5月頃から投入します」(担当者)ということですが、その内容については「今はまだ企業秘密ということにしておいてください」とのこと。それまではユーザーの自己申告で行うようです。
「軽自動車のユーザーは月に500kmも走らない人が多く、毎月の支払いは月に2万~2万5,000円くらい。それでもシェアリングやレンタカーではなく、いつでも使えるように自宅にクルマを置いておきたい人がたくさんいます。それならこのサービスに需要があるのではないかと思って始めたわけです」(担当者)
“機を見るに敏”とはまさにこのこと。今後さらに話題を呼ぶサービスになりそうです。
●問い合わせ:0120-86-8209
●納車は兵庫県神戸市のおくるまネットワーク社に取りに行くか、陸送(別料金)も可能。毎月の基本料金は口座振り込み、使用料はカードで簡単に支払えます!
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