ハンドリングマシンとも呼べるロードスター。登場から既に8年が経過しているが人馬一体度は年々増加!! 最新技術の追加などでハンドリングに気持ちよさは爆増。絶え間ない進化が未だ続いている。
※本稿は2023年4月のものです
文/片岡英明、写真/MAZDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月10日号
※「型落ち危険度」は、星の数が多いほどモデルチェンジが近く現行型が「型落ち」になる可能性が高い
■認定熟成車/マツダ ロードスター
・現行型登場:2015年5月20日
・熟成期間:7年11カ月
●完熟への足跡
・2015年5月20日デビュー
・2015年9月24日 NR-A追加
・2015年10月1日 RS追加
・2016年11月10日 リトラクタブルハードトップの「RF」追加
・2017年11月10日 商品改良
・2018年6月7日 商品改良。2Lエンジントルク向上、1.5Lエンジン燃焼効率改良
・2019年11月14日 商品改良。軽量RAYSアルミホイール、ブレンボブレーキなどをオプション設定
・2021年12月16日 商品改良。KPC全車採用。990Sを追加
■さらに魅力マシマシのライトウェイト・オープンスポーツ
日本が世界に誇る後輪駆動のライトウェイト・オープンスポーツがマツダのロードスターだ。現行のND型は第4世代である。
ダウンサイジングと軽量化に挑み、パワーユニットはSKYACTIVテクノロジー採用の1.5L直列4気筒直噴DOHCを搭載。デビューから1年半後の2016年秋には2Lエンジンを搭載する電動メタルトップの「RF」も加わり、さらに魅力を増している。
マツダのポリシーのひとつが定期的に年次改良を行い、商品性を高めていくことだ。ロードスターも毎年秋にマイナーチェンジを行い、そのときにメカニズムを改良。また、走りの実力を高めるオプション装備を数多く用意したり、走りとファッション性を高めた特別仕様車も積極的に送り込んだ。
■毎年のマイナーチェンジでハンドリングに磨きをかける
ND型ロードスターは、5月で登場から丸8年だ。ソフトトップ車は1.5Lエンジンだからパワフルとは言い難いが、ショートストロークの6速MTを駆使しての走りは、今でもファンタスティックだ。2Lエンジンを積むRFは、余裕ある走りに加え、快適性も高い。
また、サスペンションに手を加え、2022年モデルからは制動時にリアが沈み込むKPCを標準装備した。特別限定車の軽量バージョン、990Sだけでなくカタログモデルもリニアなハンドリングに磨きがかかっている。開発陣が提唱する「人馬一体」の気持ちいい運転感覚、これは誰が乗ってもわかるはずだ。
たゆまぬ改良によって進化を続けたロードスターは、完熟の域に達した。今、買っても満足度はかなり高い。
コメント
コメントの使い方