三菱から各世紀のベストを選んだところ、2台とも環境を考慮したクルマとなった。内燃機関の最新技術でよりクリーンなギャラン、そして今どきらしく電気の力を有効活用したアウトランダーPHEVがノミネートだ!
※本稿は2023年4月のものです
文/片岡英明、写真/MITSUBISHI、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月26日号
■環境も意識したスタイリッシュな顔ぶれ
1996年に登場した8代目ギャランはスタイリッシュな外観が目を引いたし、メカニズムの新しさも光っていた。
センセーショナルだったのは、筒内直接噴射ガソリンエンジンの「GDI」をいち早く採用したことだ。高性能でクリーン、そして燃費もいいと、大きな話題となっている。
21世紀の傑作は、アウトランダーのPHEVだ。特に現行モデルはEV走行できる領域が大きく広がり、快適性も向上した。
【画像ギャラリー】スタイリッシュで環境にもやさしい!! 20世紀を代表する8代目三菱 ギャラン&21世紀を代表する三菱 アウトランダー(22枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方GDIエンジン発売当時を知るものとしては、メカニック界隈では、最初からダメエンジンでした。新車からノイズ(直噴にするために高圧ポンプのノイズ)がひどく、アイドルも不安定。そのうちカーボンの大量発生からくる不調、エンスト。とどめが高圧ポンプ(初期は電気式、後期は機械式)の故障に泣かされました。いまだに三菱が傾いた原因のひとつと個人的には思ってます。GDI clubってあったなぁ~懐かしい。
他から見ると、新しい事に次々挑戦してかなりの割合で成功させてる、強い気鋭という印象でした。
整備士泣かせのエンジンもあって大変だったという現場の話は、とても貴重でためになります。