昔から軽自動車や小型車の分野でライバル同士のスズキとダイハツ。お互いにヒット車が出れば、同路線のライバル車を投入して競争を繰り広げている。そこで今回は不正問題を乗り越え、新たなる局面へと向かうダイハツと「小型SUVの王者」スズキ、両車のとっておきSUV達を見ていこう。
※本稿は2024年4月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部、SUZUKI、DAIHATSU
初出:『ベストカー』2024年5月10日号
※ハイブリッドはHV、マイルドハイブリッドはMHV、ディーゼルターボはDT、電気自動車はBEVと表記しています
■スズキ ジムニー(2018年7月登場)
超人気軽自動車SUV。ラダーフレームと副変速機付きの4WDを搭載して、悪路走破力はきわめて高い。小さなボディは狭く曲がりくねった日本の林道にも最適だ。
【主要諸元】
・全長3395×全幅1475×全高1725mm
・車両重量:1040kg
・最低地上高205mm
・658cc、直3ターボ(64ps/9.8kgm)
・WLTCモード燃費16.6km/L
■スズキ ハスラー(2020年1月登場)
車内が広く前後席の居住性がいい。シートアレンジはワゴンRとほぼ同じだが、汚れを落としやすい荷室など内外装はSUV風だ。最低地上高も180mmに高めた。
【主要諸元】
・全長3395×全幅1475×全高1680mm
・車両重量:820kg(2WD)
・最低地上高180mm
・657cc、直3(49ps/5.9kgm)+モーター(2.6ps)
・WLTCモード燃費25.0km/L
■スズキ ジムニーシエラ(2018年7月登場)
ジムニーのボディに1.5L、NAを搭載。悪路走破力は日本で買えるSUVではトップクラスだ。
■スズキ エスクード(2015年10月登場)
1.5L・HVのみを搭載する。価格は297万円と高いが、安全面を含めて装備を充実させた。
■スズキ クロスビー(2017年12月登場)
1Lターボを搭載する5ナンバーサイズのコンパクトSUVだが、後席が広く4名乗車も快適だ。
■スズキ イグニス(2016年2月登場)
1.2L・MHVを搭載するコンパクトカー。最低地上高は180mmでSUVの機能も高い。
■ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ/スバル レックス(2019年11月登場)
前輪駆動をベースにしたシティ派SUVだが、どこかタフな雰囲気の漂うエクステリアだ。コンパクトサイズのわりには車内と荷室が広く、4名乗車時の実用性も魅力。
【主要諸元】
・全長3995×全幅1695×全高1620mm
・車両重量:970kg
・最低地上高185mm
・1.2L、直3(87ps/11.5kgm)
・WLTCモード燃費24.6km/L
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