当時のホンダレーシングテクノロジーの結晶とも言えるVT250F、そのエンジンは35年継承され続けた

ゼルビスはそれまでのVTシリーズはとは大きく趣を変え、エンジンも中低速向けにチューンされるなどよりマイルドな味付けがされた。大きめのカウルが装着され、シート下に大きなユーティリティスペースを設けるなど実用面が強化されている。

 

 1998年にはトラスフレームを採用したネイキッドスポーツ、VTRへとフルモデルチェンジ。このVTRに搭載されたエンジンは、1986年にストロークが変更されたものが基本となっている。このVTRはモデルチェンジを重ねながら2017年まで製造されており、そのエンジンは1982年に誕生した初代モデルから数えて35年も使用されたことになる。NRのレプリカとして誕生したこのエンジンは、VT系以外にもVツインマグナなどにも使用され、ホンダの技術遺産とも呼べる名エンジンであったと言えるだろう。

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ゼルビスの後継はモデル名がVTRとなり、コンセプトもネイキッドスポーツモデルへと大きく舵が切られた。新設計のトラスフレームにVT系のエンジンを搭載しているが、ミッションは6速から5速へと変更されている。

 

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フューエルインジェクションを採用し、排出ガス規制に対応。シート周りを中心にボディデザインも大きく変更され、2017年まで製造が続けられた最後のVT系エンジン搭載モデル。

 

VT250F主要諸元(1982)

・全長×全幅×全高:2000×750×1175mm

・ホイールベース:1385mm

・シート高:780mm

・車両重量:162kg

・エジンン:水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒248cc

・最高出力:35PS/11000rpm

・最大トルク:2.2㎏m/10000rpm

・燃料タンク容量:12L

・変速機:6段リターン

・ブレーキ:F=ディスク(インボード)、R=ドラム

・タイヤ:F=100/90-16、R=110/80-16

・価格:39万9000円(当時価格)

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/400015/

当時のホンダレーシングテクノロジーの結晶とも言えるVT250F、そのエンジンは35年継承され続けた【画像ギャラリー】
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