■小規模路線バス事業の撤退
【写真6】は石川県をベースとする近鉄グループの北日本観光自動車である。
主力は貸切バスで、近年は都市間高速バスも運行しているが、かつては金沢~山中温泉間の急行バスを運行していた。
もともと北陸鉄道が運行していた路線に1960年に参入、他に一般路線への参入の動きもあったという記録があるが実現はしておらず、この1路線のみで乗合バスを続けた。
北陸自動車道が開通するまでは利用が多かったが、その後減少、末期は中型に代わり、1994年に撤退することとなった。
【写真7】の茨城観光自動車は前出の日本観光バスとは逆に土浦市から県南の竜ケ崎市にかけてのエリアで1949年以来路線バスと貸切バスを運行した。
関東鉄道のエリアの中に路線を持ちながら、独立した経営のまま推移したが、1990年代には厳しさを増し、2001年に“いきなり”という表現が適切なほど突然全路線を廃止、翌年会社を清算した。
【写真8】は1948年に創業し、1952年から千葉県茂原地区で乗合バスと貸切バスを運営していた都自動車である。
茂原~大多喜間などで小規模な路線を運行してきたが、貸切バスを東京の事業所(都観光自動車)とともに日の丸自動車興業に譲渡することとなり、乗合バスもいったん日の丸系が引き取ったのち、小湊鐵道に譲渡された。
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