■ほぼ均一な置き換えサイクル
都営バスでの最古参が2007年式ということで、車齢で言うなら2023年現在で16年になる。
既に引退した他の車両の履歴を併せて見ていくと、新車で入れて大体13〜16年くらい使用したのち除籍となる車が殆どを占める。過去に存在した車両の最長在籍期間は18年だ。
事業者によっては、年式の古い車両をごく少数だけ残して、在籍させたまま保存車のように取り扱う場合もあるが、都営バスで同様の事例は見られない。
一定の年数が経過したら除籍して代謝を繰り返していく、極めて割り切った車両の使い方をするようだ。
都バス的には15年程度で御役御免と言えど、除籍となった後に民営バス事業者へと渡り、一般路線バス用に再雇用される「元・都バス」の車両も多数存在するため、自動車本体としての寿命はもっと長いと言える。
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