2026年2月に発表されたホンダの大幅減益。「今度はホンダか……元気なのはトヨタだけなのか」と自動車ファンは悲嘆に暮れた。しかしトヨタ車と比べてホンダが大きく劣っているとは思えない。カテゴリーごとに比較してみよう。
※本稿は2026年3月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
スポーツカー部門:圧倒する動力性能
シビックタイプRのエンジンは2Lターボで、動力性能は自然吸気の4Lに相当。2.4Lで自然吸気のGR86とは性格が異なるが、動力性能を競えば圧倒的に高い。
シビックタイプRでは、足まわりも高性能エンジンに対応しており、ホイールベースも2735mmに達する。この相乗効果で、下りカーブでも後輪の接地性が優れている。雨天の高速道路で、急ブレーキをかけながらステアリング操作で危険を避ける場面でも、安定性を損ないにくい。
5ドアハッチバックだから後席も広く、長いホイールベースと柔軟に伸縮する足まわりで乗り心地も良好だ。機敏に曲がる運転の楽しさはGR86が上まわるものの、機能の総合力ではシビックタイプRが勝る。
Lクラスミニバン部門:低さを活かした設計
オデッセイはいいクルマ造りをした。床を平らに仕上げながら地上高が低く、乗り降りしやすい。
低床だから充分な室内高を確保した上で全高は1695mmに抑えられ、低重心で安定性もいい。視線の位置も適度で左側面の死角が小さい。3列目は床と座面の間隔が適度で多人数乗車も快適だ。
アルファードは床が高く、乗降性もよくない。全高は1935mmで重心の高さを感じる。その代わり外観が立派に見えて、乗員は周囲を見晴らせる。売れるクルマ造りで販売も好調だ。
【画像ギャラリー】ホンダは「質」で選べ! シビックタイプRは別格のスゴみ! ヴェゼルのクラス離れした内装とオデッセイの3列目も注目!(28枚)画像ギャラリーコンパクトSUV部門:クラス離れの上質な質感
ヴェゼルは全長がヤリスクロスより約160mm長いこともあって車内が広い。身長170cmの大人4名が乗車して、後席乗員の膝先空間は握りコブシふたつ半だ。ひとつ半のヤリスクロスよりも広く快適に座れる。インパネの周辺など内装も上質だ。
ヴェゼルは燃料タンクを前席の下に設置して、後席を床面へ落とし込むように小さく畳める。後席の座面を持ち上げて、背の高い荷物を積む機能も。
パワーユニットは両車ともハイブリッドが主力だが、ヤリスクロスは3気筒だからエンジン音が少し粗い。ヴェゼルは4気筒で、耳障りではない。
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