ついに4メーカーが出そろった!! 今が激アツの[SUV系スーパーハイトワゴン]4選

ついに4メーカーが出そろった!! 今が激アツの[SUV系スーパーハイトワゴン]4選

 今では軽自動車の中心的ジャンルとなっているスーパーハイトワゴン。そのなかでもここ数年人気なのが、SUVテイストを盛り込んだクロスオーバー的なモデルたちだ。スペーシア ギアが先陣を切り、各社もそれを追随。そしてこの2024年、ついに出揃った感がある。そんな、各社のSUV系スーパーハイトワゴンに迫る。

文/木内一行、写真/スズキ、ダイハツ、ホンダ、三菱

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■ホンダ・N-BOX JOY 「キング・オブ・軽カーがついにSUV系に進出」

今が激アツ! いよいよ4メーカーが出揃った!! 狙い目[SUV系スーパーハイトワゴン]4選
エクステリアは、ボディカラー&ブラックのコンビネーションバンパーや、立体感のあるプロジェクター式フルLEDヘッドライト、専用グリルなどで標準モデルやカスタムと差別化。道具感を際立たせた、アクティブな雰囲気を表現している

 2015年度に軽自動車新車販売台数1位になって以来、その座を守り続けているN-BOX。そんな軽自動車の王者がついにSUV風味のニューモデルをリリース。それがN-BOX JOYだ。

 エクステリアは、専用のフロントグリルやコーナーをブラックで引き締めた前後バンパー、ドアロアガーニッシュなどでアクティブな雰囲気を表現。

 フルLEDヘッドライトも、内部を異なるシルバーを組み合わせて立体感をもたせた専用デザインだ。また、足もとを飾るブラック塗装のスチールホイール+ハーフキャップもシンプルながら個性を演出している。

 インテリアでは、汚れが目立ちにくいチェック柄の撥水シートがポイント。さらに、フロア後端をN-BOX/N-BOXカスタムよりも80mm高く設定。

 これにより、後席をダイブダウンすれば限りなくフラットに近く最大長148cmのフロアを作り出すことが可能になった。「ふらっとテラス」と名付けられたこの機構は、ユーザーの楽しみ方をさらに広げ、さまざまなシーンで活躍するはずだ。

 パワートレインは、N-BOX/N-BOXカスタム同様で、自然吸気エンジンとターボエンジンの2種をラインナップする。

 SUVというよりは道具感が強いN-BOX JOYだが、最後発だけにライバルと同じような方向性では目新しさはない。しかし、独自のコーディネートでうまく新鮮味を出しているのだ。

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■スズキ・スペーシア ギア 「SUV風スタイルをいち早く取り入れたパイオニア」

 標準車のスペーシア、ドレスアップ仕様のスペーシア カスタムに続く、シリーズ第3のモデルとして2018年に発売されたスペーシア ギア。

 他社に先駆けて登場したSUVテイストのスーパーハイトワゴンは、アクティブなスタイルや機能性の高いインテリアなどで一気にブレイク。

 ところが、スペーシアが2023年にモデルチェンジするとスペーシア ギアは設定されず自然消滅。しかし先日、満を持して新型がデビューしたのである。

 最大の特徴であるエクステリアは、SUV風味が強調されてよりアクティブなイメージに。ジムニーを彷彿させるグリルのほか、前後のスキッドプレートやルーフレールを装着し、専用デザインのアルミホイールはプラスのネジをモチーフにしたという。

 インテリアもアウトドアシーンで活躍する装備が満載。撥水加工を施したシート表皮や防汚タイプのラゲッジフロア、サコッシュをイメージしたシートバックポケットなど、遊び心を表現しながら機能性が高い装備が採用された。

 搭載されるエンジンは自然吸気とターボの2種で、どちらもマイルドハイブリッド仕様。充実した安全装備もスペーシア譲りだ。

 軽スーパーハイトワゴンに新たな風を吹き込んだスペーシア ギアは、2代目になってもその魅力は健在なのである。

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