えぇ!? 市販の予定はなかったの!? 夢と憧れのミツオカ[M55 Zero Edition]が最高

えぇ!? 市販の予定はなかったの!? 夢と憧れのミツオカ[M55 Zero Edition]が最高

 2023年11月、光岡自動車は創業55周年を記念して製作した「M55コンセプト」を公開。当初は「市販化の予定はない」とされていたが、予想を上回る大きな反響から急遽市販化が決定。令和の世に「丸目四灯」の国産車が街を走る!!

※本稿は2024年12月のものです
文:ベストカー編集部/写真:光岡自動車
初出:『ベストカー』2025年1月10日号

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創業55周年記念モデルが待望の市販化!

ミツオカ M55 Zero Edition。レトロというだけではない独特の魅力を持つ
ミツオカ M55 Zero Edition。レトロというだけではない独特の魅力を持つ

 光岡自動車(以下ミツオカ)は2023年11月に創業55周年を記念した『M55(エム・ダブルファイブ)コンセプト』を初公開。その市販車の『M55 Zero Edition』を2024年11月21日に正式発表。

 コンセプト公開時は、「市販化の予定はまったくない」(ミツオカ談)、だったが、1300通を超える市販化への熱烈なラブコールがミツオカを動かし、大逆転で市販化にこぎつけた。

 M55はシビックをベースにノスタルジーを感じさせながらも新しいエクステリアデザインを纏う。

 ケンメリスカイライン、ダッジチャレンジャーを彷彿とさせると話題になったが、デザインを担当した渡辺清和氏は、「意識した特定車種はなく、ユーザーそれぞれが思い描いてほしい。ただ丸4灯のヘッドライトは必須だった」とコメント。

 シビックを、前後のデザイン変更でイメージを激変させるあたりは、さすがはミツオカマジック。丸4灯もいいが、特別装備のリアのルーバーに涙するオールド世代は多いはずだ。

 ボディサイズは全長4735(+185)×全幅1805(+5)×全高1415(±0)mm。カッコ内はベースのシビックとの差で、大きくは変わらない。

 インテリアは鳩目があしらわれた本革シートが最大のポイントで、色、デザインとも郷愁を誘う。

スポイラーによってダックテール風に処理。リアコンビランプは日産 チェリーあたりを彷彿とさせる雰囲気
スポイラーによってダックテール風に処理。リアコンビランプは日産 チェリーあたりを彷彿とさせる雰囲気

 Zero EditionはM55の初期ロットの特別なモデルで、ボディカラーはレジェンダリーグレーメタリック、トランスミッションは6MTの組み合わせのみ。2025年生産分として100台限定で販売され、価格は808万5000円となっている。

 シビックは2024年9月にマイナーチェンジを受けたが、Zero Editionはマイナーチェンジ前のLXがベースとなる。ミツオカはシビックを入手するにあたり、一度登録することが条件だったため、未使用車ながら、納車時には中古新規登録となり、初回車検は2年となる。

 M55はミツオカの顔として2026年以降も販売予定で、今後e:HEV、CVTモデル、RSもベースとして検討中というから楽しみだ。

●ミツオカM55 Zero Edition 主要諸元
・全長×全幅×全高:4735×1805×1415mm
・ホイールベース:2735mm
・車重:非公表
・エンジン:直4DOHCターボ
・総排気量:1496cc
・最高出力:182ps/6000rpm
・最大トルク:24.5kgm/1700-4500rpm
・トランスミッション:6MT
・車両価格:808万5000円

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