ついにジムニーシリーズ初の5ドアモデルが登場した。その名はノマド。登録車のみだが、これで3ドアだから購入を見送っていた人も手を出せるようになった。ただ、注文が殺到したため現在は受付を一時停止している状態。また、250万円オーバーとなると決して安い買い物ではない。そこで、本格派にも負けない手軽に狙えるコンパクトSUVを紹介する。
文/木内一行、写真/スズキ、ダイハツ、トヨタ、三菱自動車
「シリーズ初の5ドアモデルは爆売れ間違いなし!」 スズキ・ジムニーノマド

同社のエスクードからネーミングを受け継いだノマドは、ジムニーの持つ伝統と商品価値を変えることなく5ドアパッケージを実現。
シエラをベースに全長およびホイールベースを340mm延長し、実用的な後席空間とラゲッジスペースを確保している。
そのルックスはひと目でジムニーファミリーとわかるもので、丸形ヘッドライトや5スロットグリルを採用し、ワイドなオーバーフェンダーを装着。
ただ、単純にシエラを伸ばしたわけではなく、前席ドアを100mm切り詰めて後席ドアのスペースを確保するなどの改良も施されている。
シャシーは信頼のラダーフレームで、ノマド用にリファイン。
エンジンや足回り、4WDシステムなどのメカはシエラと共通だが、コイルスプリングのバネ定数やダンパーの減衰力を適正化するのはもちろん、プロペラシャフトや4ATの強度を高め、フロントブレーキにはベンチレーテッドディスクを採用。ボディの大型化や重量増加に対応するべく、各部を見直しているのだ。
これまでのジムニーは「プロユース」が中心だった。しかし、ノマドの登場でより多くの「日常ユーザー」にもフィットするようになったのである。
【画像ギャラリー】中古でもイイ!! タフに走り倒せるコンパクトSUVをチェック(16枚)画像ギャラリー「乗用車的な装いながら兄貴譲りの走破性を発揮」 三菱・パジェロイオ
リッターカーのパジェロジュニアの後継モデルとして1998年に登場したパジェロイオ。
ジュニアは軽自動車のパジェロミニのシャシーをベースに開発されたが、イオはまったくの専用設計。デビュー当初は3ドアのみだったが、約2カ月後にはロングバージョンの5ドアが追加された。
イオの真骨頂は、なんといっても兄貴譲りの走行性能だ。
核となっているのは、パジェロの4WDシステムをベースに軽量小型化を図ったビスカスカップリング式フルタイム4WDの「スーパーセレクト4WD-i」で、4つの走行モードを駆使すればあらゆるシーンでその効果を発揮。
前ストラット/後5リンクのサスペンションで、優れたロードホールディングと操縦安定性、悪路走破性を実現する。
エクステリアはパジェロのイメージを強く残すものの、より乗用車ライクに。5ドアは3ドアよりも全長が300mm長いが、それでも4m以下のコンパクトサイズだ。また、各部のメッキ化により高級感も演出されている。
当初のエンジンは、1.8リッターGDIのみだったが、2000年には2リッターGDIに変更され、1.8リッターGDIターボを追加。2002年には再び1.8リッターが設定されて3バリエーションとなった。
このようにエンジンラインナップや内外装の意匠を変えながら、9年以上のモデルライフをまっとうしたイオ。貴重な本格ヨンクとして根強い人気を誇っている。
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コメント
コメントの使い方テリオスキッドは非常に高性能な機構のうえ利便性/快適性まで優秀だったので、よほど目の上のたん瘤だったのでしょう
今も幅を利かせてる某層から徹底的に叩かれ、現物と異なるイメージを植え付けられていました
それに辟易して、根強いテリオス好きコミュニティは今もあるのですが、露出せずひっそり仲間内で楽しんでいます