[ミニバン]のニューヒーローに[自動車評論家]たちが意見アリ!! 高評価のホンダ [フリード]にヒトコト言いたい!!

[ミニバン]のニューヒーローに[自動車評論家]たちが意見アリ!! 高評価のホンダ [フリード]にヒトコト言いたい!!

 2024-2025の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど高評価を受けているホンダ フリード。しかし評価が上がるほど、小さな弱点が気になってしまったりする。ここではフリードの気になる点を渡辺陽一郎氏と松田秀士氏が指摘する!!

※本稿は2024年12月のものです
文:渡辺陽一郎、松田秀士/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月26日号

ミニバンとして求められる要素をしっかり詰め込んだ優等生。だから余計に気になる
【画像ギャラリー】超優秀なコンパクトミニバンにあえて苦言を!? 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車ホンダ フリード(16枚)画像ギャラリー

渡辺陽一郎が言いたい!

ミニバンとして求められる要素をしっかり詰め込んだ優等生。だから余計に気になる
ミニバンとして求められる要素をしっかり詰め込んだ優等生。だから余計に気になる

 新型フリードはコンパクトで運転しやすく、しかも全高が1755mmに達するボディにより、車内も広くミニバンらしさも濃厚だ。2列目には、シエンタと違ってセパレートシートも用意され、ゆったりと快適に長距離を移動できる。

●でもヒトコト言いたい!

 天井はもう少し高く設定してほしい。ステップワゴンと比較すると、床の高さは同程度だが、全高は約80mm低い。そのために3列目を中心に、床と座面の間隔が不足。

 天井を高く設定して、3列目の床と座面の間隔も40mmほど拡大すると、膝の持ち上がる着座姿勢が解消されて快適性が向上する。全高と着座姿勢を改善すると、満点になる。

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松田秀士が言いたい!

 ボディ剛性アップとサスペンションのストローク増で乗り心地アップ! 天井にエアコン送風口設け夏場の後席快適性解決。コンパクトミニバンとして完全無欠になりました。

●でもヒトコト言いたい!

 新旧HV比較で約50kg重量増に。1→2モーターになったからね。e:HEVとなった新型は80km/h以下は基本モーターで走りますが、それ以上、つまり高速ではエンジン直結になるわけ。しかしギヤは1速しかない。

 でね、この時のギヤ比って大体5速ぐらい。先代i:DCDは7速で高速走るんですよ。そうe:HEVは高速燃費が悪いです。航続距離が長いのは燃料タンクが大きくなったから。

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