別記事にて、身長193cmの小川直也氏に3列シート車の3列目に座っていただき、快適性をチェックした。小川氏とともに急遽「OW砲」を結成し2列目に座ってチェックした渡辺陽一郎氏に、4台の3列シート車を総括していただいた!!
※本稿は2024年12月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:奥隅圭之、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年1月26日号
小川直也がSTOなら渡辺陽一郎は「コブシ」だ!!
小川直也氏が3列目に座り、その膝先空間が握りコブシ1つ分になるよう2列目のスライド位置を調節。2列目には身長170cmの渡辺が座り、各車の膝先空間を確認した。
最も広いのは全長が約5mのアルファードだ。小川直也氏の膝先空間を握りコブシ1つ分にした上で、2列目に座る渡辺の膝先は握りコブシ4つ分の余裕。
2位はセレナ。2列目の膝先空間はテーブルを格納した状態で握りコブシ2つ弱、引き出すと余裕が生じて2つ分になる。標準ボディは同じ広さで5ナンバー車だから空間効率は抜群だ。
3位はフリード。全高がセレナよりも100mm以上低く、頭上空間を確保するために床と座面の間隔が不足した。膝の持ち上がる座り方だが、2列目の膝先空間は握りコブシ1つ弱だ。コンパクトミニバンで、この居住性は立派だ。
4位はCX-80。2列目のスライド量が短く、前端に寄せても、膝先に握りコブシ1つ半の余裕ができてしまうため3列目の膝先に充分な空間を与えられない。1列目の下に足が収まりやすいから、2列目の膝先を握りコブシの半分程度まで詰めることは可能だ。そうなれば3列目はさらに快適になる。
CX-80の3列目は、国産SUVでは最も広いから、2列目のスライド量を増やす工夫もすべきだ。
【画像ギャラリー】拳豪・渡辺陽一郎氏が暴走王・小川直也氏と共にチェック!! 4台の3列シート車を評価する!!(26枚)画像ギャラリートヨタ アルファード……総合評価:90点
大柄で運転しにくいが、車内は上質で居住性も優れ、乗り心地を含めて多人数で快適に移動できる。ミニバンを超えた魅力が備わる。
●トヨタ アルファード Exective Lounge
・車両価格:850万円
・乗車定員:7名(2-2-3)
・WLTCモード燃費:17.5km/L
・全長×全幅×全高:4995×1850×1935mm
・ホイールベース:3000mm
・最低地上高:150mm
・最小回転半径:5.9m
・車両重量:2230kg
・エンジン:直列4気筒DOHC
・総排気量:2487cc
・最高出力:190ps/6000rpm
・最大トルク:24.1kgm/4300-4500rpm
・モーター:182ps/27.5kgm
・トランスミッション:電気式無段変速機
・サスペンション:F=ストラット R=ダブルウィッシュボーン
・タイヤサイズ:225/65R17
・1列目……座面地上高:88cm 座面フロア高:35cm 座面前後長:50cm 座面左右幅:52cm 背もたれ高さ:62cm
・2列目 座面地上高:80cm 座面フロア高:32cm 座面前後長:50cm 座面左右幅:52cm 背もたれ高さ:62cm
・3列目 座面地上高:95cm 座面フロア高:32cm 座面前後長:50cm 座面左右幅:53cm 背もたれ高さ:60cm
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