2025年3月で新車の受注を終了したスバル レガシィアウトバック。初代レガシィから数えて30年以上にわたってクルマ好きの心を掴んできた。ベストカーでもおなじみの国沢光宏氏もその一人だ。国沢氏がレガシィに惹かれた理由とは!?
※本稿は2025年4月のものです
文:国沢光宏/写真:スバル ほか
初出:『ベストカー』2025年5月10日号
国沢氏の心を掴んだレガシィ
1990年代中盤からの10年間は、自動車メディアの多くがレガシィを取り上げ、売り上げを伸ばした。
例えば2代目レガシィの場合など、6月号が新型車の紹介記事だったとしよう。7月号は試乗速報。8月号にサーキット試乗やロングドライブなどジックリ紹介。9月号でライバル車との比較レポート。
10月号はレガシィでどこかに行く企画。11月号あたりになるとアフターマーケットのパーツなど取り上げ、12月号は早くも雪道テストといった具合。
その後も、レガシィの競合車が出れば必ずや比較テストに引っ張り出される。日本はレガシィを中心に回っていたと言ってもよいほど。しかも必ず年次改良を行うため、次の年も盛り上がる。そんなタイミングで280馬力エンジンを搭載するマイナーチェンジとなる!
なんでレガシィ人気かといえば、ステーションワゴンとは思えないような高い性能だったうえ、前述のとおり毎年進化。しかも進化の度合いが大きかったからだと思う。
私なんか完全に“レガシィの沼”にハマってしまい、初代から4代目まですべて購入(2代目だけ2.5L。それ以外2Lターボ)。
完成度低かった初代を除き、同じ世代の日本車と比べ燃費以外のスペックで勝っていた。「レガシィに勝てるライバルなし!」といったイメージでしたね!























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