ゴールデンウィーク(GW)が終わりました。レンタカー店では大型連休中、レジャーでの利用が急増するのに合わせて、自分勝手な行動で店舗に迷惑をかける利用者が増えます。レンタカー店に勤務する筆者が、GW中にあった迷惑行為3選を紹介します。
文:ゆーたGVB(Team Gori)/写真:写真AC
【画像ギャラリー】うっかりミスにも要注意……レンタカー利用者のよくあるルール違反(3枚)画像ギャラリー事前連絡なしで出発や返却時間を変更する利用者
店舗に止められる台数には限りがあるため、GW中は予約時間が近いクルマを、近くの駐車場から持ってくるなど準備が増えます。それなのに、事前の連絡なしで来店が遅れ、後発のお客様の準備遅れや手続きなどに影響が出てしまうことがありました。
同様に連絡なしで返却時間が遅れることも迷惑行為となります。GW中は、午前中に帰ってきたクルマを午後からの予約で貸し出すことも多くなるため、利用客が勝手に返却時間を遅らせてしまうと、準備が間に合わなくなり、車両の変更が必要になる場合もあります。
出発や返却の時間を変更する場合は、必ず事前に店舗への連絡が必要です。連絡ないまま出発が1時間以上遅れると、自動キャンセルとなるため可能性もあるので注意しましょう。
処分に困るゴミを車内に放置して帰る利用客
移動中に車内で自由に飲み食いしながら会話できるのは、観光する際にレンタカーを利用するメリットのひとつです。レンタカーを利用中に出たゴミは、原則として利用客自身で処分するルールとなっていますが、中にはゴミを車内に放置したまま帰ってしまう方がいました。
GW中に実際あった事例としては、観光先で食べ歩きした際のゴミがドアポケットや床に放置されていることや、大型ショッピング施設で買い物した際の紙袋や箱を大量に放置されていることなどが多くありました。
飲食物を車内に放置し車内に臭いが残ってしまった場合や、シートやフロアマットにシミなどの汚れをつけてしまった場合は、休業補償を請求することになります。また、ゴミの放置があまりに酷い場合は、今後レンタカーが利用できなくなる可能性もあります。
ガソリン未給油で返却してくる利用客
レンタカー店では、原則として利用したお客様自身でガソリンを満タンにして返却するルールとなっています。特にGW中は店舗での発着対応や、洗車作業で手一杯になってしまうことが多いため、満タン返却をお願いしています(距離計算はできる店舗とできない店舗があります)。
お願いしているにもかかわらず、今年もガソリンのメーターが減っていないから給油して来なかったと言う方や、ガソリンスタンドの場所がわからなかったから給油して来なかったなどの言い訳をして、ガソリンを未給油で返却してくる迷惑な利用客がいました。
最近のクルマは低燃費なので、走行距離が少ないとガソリンのメーターが減らない場合がありますが、少量でもガソリンは減っているので給油が必要になります。また出発時に、店舗の最寄りのガソリンスタンドが記されている地図などを渡しているので、「場所がわからなかった」では許されません。
レンタカーの利用者が増加するGW中ですが、必ずしも全員がマナーの良い方とは限りません。多くの方が気持ちよく快適にレンタカーを利用するためには、利用される方々の協力をお願いします。






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