街なかにポツンと置かれたピアノに、通りがかりの人がふらっと座って一曲──テレビ番組「街角ピアノ」でおなじみの、あの感動のワンシーン。そんな“偶然の音楽体験”をクルマで実現させてしまいそうなのが、ハイエースで作られた「走る音楽室」のクレッシェンド号だ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:喜多商事
※本記事は一部AIを使って制作しています。
ピアノと一緒に、音楽空間を運べる時代に
「クレッシェンド号」を製作したのは、岡山県の喜多商事株式会社。トヨタ・ハイエースをベースに、荷室へ白木目調のアップライトピアノをどーんと搭載。その内装は、木材をふんだんに使った温かみのあるデザインで、まるで音楽室そのもの。しかも、4〜5人が座れる椅子やミニテーブルまで完備しており、ちょっとしたサロンコンサートも開けそうな仕上がりだ。
到着から設営完了まではおよそ30分。つまり、このクルマさえあれば、ピアノがない場所でもすぐに“街角ピアノ”を展開できるわけである。背景には、「近くにアコースティックピアノがあれば…」というピアノユーザーの切実な声があった。住宅事情や騒音問題で生ピアノを弾く場所が減っている今、「ピアノごと音楽空間を運んじゃえ!」という逆転の発想がカタチになったのだ。
イベントでも大活躍! ピアノで広がる笑顔の輪
「クレッシェンド号」は、企業や福祉施設などに向けた貸し切りサービスも展開しており、現在は5社限定で企業モニターを募集中とのこと。活用シーンも多彩だ。グランピング施設での特別な夜、介護施設での野外コンサート、スポーツ大会でのキッズエリアなど、使い方次第で“音楽×空間”の可能性は無限大である。
車両のスペックは全長約540cm、幅約190cm、重量は約3300kg(ピアノ込み)とハイエースサイズながら中身は濃厚。料金は3時間で税別3万円、1時間ごとに1万円追加というシンプルな設定で、希望があればピアニストの派遣も可能。生演奏付きのイベントなんて、ちょっと豪華すぎないか!?
SNS映えも抜群なので、イベントの話題づくりにももってこい。何より、生音のピアノに触れる機会って、現代では意外と貴重だ。そんな音楽の喜びを、どこにでも届けてくれるクルマがあるというのは、素直にすごい!
まとめ:音楽が走ってやってくる時代へ
クルマと音楽、どちらも人を運ぶ力がある。「クレッシェンド号」は、そのふたつを絶妙に組み合わせた“走る音楽室”だ。ピアノを弾く人にも、聴く人にも、そしてたまたま居合わせた通行人にも、ちょっと特別な時間を提供してくれる。
「どこでも街角ピアノ」──それはもはや夢物語ではない。このハイエースが走る先には、今日もきっと誰かの笑顔と拍手が待っている。



コメント
コメントの使い方厳密に言うとクルマの振動で調律が狂うため頻繁に調律しないとダメなんだけど「街角ピアノ」の聴衆には猫に小判かな?