人気のコンパクトSUV、ホンダ ヴェゼルが、一部改良と同時に新グレード「e:HEV RS」を追加。初代ヴェゼルにも設定されていたRSだが、現行型では4WDにもRSグレードを設定。外装各部に専用パーツを使用しスタイリッシュに仕上がっている。
※本稿は2025年10月のものです
文:三木宏章/写真:中里慎一郎、ホンダ
初出:『ベストカー』2025年11月26日号
ヴェゼルに新グレード「e:HEV RS」登場
コンパクトSUV「ヴェゼル」に“RS”の名を冠した新グレード「e:HEV RS」が2025年10月23日登場。初代にもRSグレードの設定はあったが、今回のトピックはホンダ初となる4WDにもRSグレードが設定されたことだ。
パワートレーンは1.5Lエンジンに2モーターハイブリッドシステムを組み合わせた「e:HEV」。駆動方式はFFと4WDで、価格は両グレードともにe:HEV Zの約50万円アップ。
パワートレーンに関しては、2024年のマイナーチェンジで充分な性能アップを図ったので変更はなし。そのぶんRS専用ローダウンサスペンションと電動パワーステアリングのセッティング変更により、安定感と軽快感を向上させている。
ちなみにローダウン(15mm)+シャークアンテナの廃止(30mm)で、全高は1590mmから1545mmと、45mm低くなっている。これによって、高さ制限のある機械式立体駐車場にも入庫可能になった。
走行性能の向上とロー&ワイドなスタイルを狙った改良だが、副次的な効果で都市部での使い勝手もアップしている。
外装で目を引くのはグリル。従来は好みが分かれるボディ同色だったが、RSではダーククロームメッキを採用。アンダーパートもダーククロームのモールディングを採用し、スポーティなスタイリングを構築する。
内装も同様にブラックのルーフライニングや専用コンビシート、さらに差し色にレッドのガーニッシュ&ステッチを採り入れ、引き締まった印象にブラッシュアップ。今回は撮影のみだったが、RSにふさわしい走りが楽しめるということで期待!
●ホンダ ヴェゼルRS 改良のポイント
・専用ローダウンサスの採用により、操安性能を引き上げた
・全高はZグレードの1590mmに対し45mm低い1545mmとなる
・電動パワステをRS専用チューン
・専用フロントグリル、バンパーモールなどを採用し、RS専用エクステリアとする
・先代型RSにはなかった4WDを設定























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