日本車は子どもっぽい
(『間違いだらけのクルマ選び』を読んだという読者の方からの、とあるN-ONEについての「ホンダの考える“楽しさ”が子どもっぽくて惜しい。こういうクルマは大人のエスプリが大事だが、そいつに欠ける」という意見を読んで、軽には大人の嗜好に耐えるモデルが必要なのだと思いました、という声に)
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確かにね。日本のクルマは子どもっぽいですね。50代以上の“品”のいい夫婦が乗るには何かが欲しいところです。
こいつは日本車の泣き所とでも言うべき点です。例えば、新型になって話題を呼んでいるMINIにしても、老夫婦が乗っても様になります。それはベーシックなグレードであっても遜色はありません。そのことが重要です。
日本の軽自動車は年々シェアを伸ばしていますが、まだまだ子どもっぽいところがあります。どうしたら、大人が乗れるか考えてみたいですね。
もっというなら、日本中の商品という商品が若い世代をターゲットにしています。ここはひとつ考えたいですね。ジジイや年寄りに向いた商品は何かと。
プジョー1007が欲しい

(近所にプジョー1007の中古車が45万円で販売されていてたいへん気になっている、がしかし評判の悪さ〈走りが期待できないことや居住性の悪さについて〉も気になるという読者の方からの、「徳大寺さんのプジョー1007の印象はどうでしたか?」という質問に)
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●●●●さん(読者の方のお名前)のおっしゃるとおり、私はシトローエン、プジョーが好きです。プジョー1007の1.4Lエンジンはしょぼかったですが、パワーが売りのクルマではないので、日常に使っているぶんには、気にすることはありません。むしろ子どもさんがいたり、お年寄りがいたりするなら、電動スライドドアの使い勝手のよさに感心するはずです。
居住性は充分とは言えませんが、これで充分とプジョーは思ったのでしょう。フランス人にとって居住性はこれで充分実用的という判断なのです。というよりも、もっとほかに魅力があるだろうということかもしれません。
私がプジョー、シトローエンを好きなのは独自性を持っているからです。少なくとも日本人が大好きなドイツ車よりも私は好きです。
バスの事故と運転手の適正
(高速道路でのバス事故を受けての、バスや乗用車にも早く安全装備の義務化が行われるべき、という読者の方からのご意見に)
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最近は連絡していませんが、バス会社をやっている友人がいます。私とほぼ同じくらいの年齢なので70歳を超えているはずです。彼は自分で4台のバスをメンテナンスし、時には運転もしていました。端から見ていてもたいへんそうでしたが、彼は何年も前から運転手の適正について話していました。いったい誰に運転手としての適正があるのか? それを誰が判断するのか? 今後もこの点については問題になると思います。
コンパクトSUVが気になる
(ホンダ ヴェゼルやスズキ ハスラーなど、SUVテイストのクルマがたくさん登場してきた状況において、しかしこの流れは一過性のようにも思う、徳大寺さんは小さなSUVの今後についてどのようにお考えでしょうか、という質問に)
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改めて言うまでもなく、SUVは“スポーツ・ユーティリティ・ヴィークル”の略です。だからまずスポーティであることが第一条件で、次にユーティリティに当たる広さや使い勝手が重要です。
大人4人が乗れて、その荷物もしっかり積めることも大切でしょう。さらに道を選ばない4WD性能も重要になります。乗る、積む、駆けるがSUVにとっての3拍子となります。
最近はやりのライトなモデルは軽さと運転のしやすさというメリットがあります。当然燃費もいいわけですから、今後も人気になるでしょう。世界的に見ても伸びているジャンルで、日本車もこれから活発に投入してくるはずです。私はディーゼルモデルが欲しいですね。


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