ホンダ スーパーONEは実質シティターボIIの復活!? でも何がそんなによかったの!?

ホンダ スーパーONEは実質シティターボIIの復活!? でも何がそんなによかったの!?

 ジャパンモビリティショー2025のホンダブースで世界初公開となった「Super-ONE Prototype(スーパーワン プロトタイプ)」は、多くの話題を集めた。このモデルはBEVであるN-ONE e:をベースに専用開発の走行モードである「BOOSTモード」やスポーツシートを採用しているが、特に往年のホンダファンの琴線に触れたのが、そのブリスター形状のワイドボディで、まるで往年のシティターボIIを思わせるものだったのだ。

文:小鮒 康一/画像:ホンダ

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シティターボIIってどんなクルマだった?

ターボモデルは前年1982年9月にすでに設定されており、“II”となることからも分かるように、通常のターボと異なる意匠をまとっていた
ターボモデルは前年1982年9月にすでに設定されており、“II”となることからも分かるように、通常のターボと異なる意匠をまとっていた

 ホンダ側もオマージュしていることを否定しないシティターボIIとは、当時のホンダのエントリーコンパクトカーであったシティに1983年10月に設定されたもので、車名からも分かるようにターボエンジンを搭載したホットなグレードとなっていた。

 ただターボモデルは前年1982年9月にすでに設定されており、“II”となることからも分かるように、通常のターボと異なる意匠をまとっていた。それがスーパーワンにも採用されたブリスター形状のダイナミックフェンダーと呼ばれるものだったのだ。

 もともとトールボーイの愛称でも知られるシティは背の高いモデルであったため、コーナリング時の安定感を高めることが主な目的。

 これによってトレッドがフロント30mm、リア20mm拡大されていたのだが、それよりもブリスターフェンダーや大型のボンネットバルジ、左側にオフセットされたフロントナンバープレートなどがヤンチャな仕上がりとなっていた点がユーザーの心を掴んだというワケだ。

 さらに1983年後半からはシティターボレース(翌年からはシティブルドックレース)というワンメイクレースも開催されており、当時を知る人にとっては無限製のエアロパーツをまとったスタイルが強烈に印象に残っている人も多いことだろう。

 ちなみにこのターボIIのエクステリアデザインは1984年7月に登場した「カブリオレ」にも採用されており(ただしNAエンジンのため、ボンネットは通常タイプ)、そのスタイルが評価されていたことが伺える。

 そういった過去も鑑みると、スーパーワンのスタイルはBEVだけでなく、通常のN-ONEにも設定されれば軽自動車の利点を失ってでも欲しい、と考える人は少なからずいるのではないだろうか。

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