■マツダならフェスティバ。工夫が至るところに!
次にインパクトあったモデルといえば3代目スイフトでしょう。なかでも欧州仕様のサスペンションを採用した『スポーツ』は非凡なポテンシャルだった。
残念ながらスズキというメーカーに覇気がなく、せっかくの名車を並のクルマにしてしまったと考えます。
●スズキ 3代目スイフト…エポック度 80
先代スイフトスポーツで世界のモータースポーツに切り込んでいったら、きっと圧倒的な強さを見せてくれただろう。特にラリーで大活躍し、スズキは売れゆきを増やしたと思う。
マツダを代表するBセグは、私ならフェスティバを推したい。いろんな意味でマツダの工夫が至るところに出ていたように思う。個人的に最も好きだったの、大きなキャンバストップである。
当時Bセグといえば安かろう小さかろうの実用車然としたモデルばかりのなか、大きく開くキャンバストップや垢抜けた個性あるデザインを提案。基本設計よかったのだろう。世界中でさまざまな派生車種が作られたほど。
●マツダ フェスティバ…エポック度:80
■ブーンX4は過激なダイハツの象徴。エポックメイクだ
今は“華”のないメーカーになってしまったダイハツながら、20年前に遡るとクルマ通がウナるモデルをキッチリ作っていた。なかでもストーリアとブーンの競技ベース車両の『X4』は今のダイハツからすれば信じられないほど過激。
●ダイハツ ブーンX4…エポック度:70
特にストーリアは軽自動車のエンジンをボアアップして1000ccクラスに収めていた。ブーンX4も国際ラリーで大活躍している。あの頃のダイハツに戻ってきてほしい。そう願います。
三菱自動車とスバルのBセグはストーリー不足です。意外なことに三菱自動車が初めて作ったBセグって現行ミラージュ。タイのエコカー規制をクリアすべく開発されたのだけれど、失敗に終わった。
●三菱 現行ミラージュ…エポック度:20
おそらくマーチと統合されるのだろう。こちらは失敗という意味で、エポックメイクか。
スバルもBセグはジャスティしかない。このクルマを現在まで育てていたら、昨今の厳しい燃費規制をクリアできたのに、と強く思う。
●スバル ジャスティ…エポック度:40
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