2026年は午年。クルマは馬車から置き換わっていったこともあり、「クーペ」、「ワゴン」など、馬車の種類を表す用語をそのまま使っていたりと、馬とは縁が深い。ここでは、クルマ好きなら誰でも思い出すあの2頭の馬に注目してみよう。
※本稿は2025年12月のものです
文:永田恵一/写真:フェラーリ、ポルシェ ほか
初出:『ベストカー』2026年1月26日号
クルマ好きには馴染み深い「2頭の馬」……ルーツは同じ!?
2026年は午年だ。そもそも馬とクルマは走る者同士いろいろな意味で近い存在であり、ここではクルマにまつわる「馬」の話題を展開する。
まず馬とクルマで思い浮かぶのが、フェラーリとポルシェというスポーツカーの両横綱の、エンブレムに付く馬のことである。
まずフェラーリの馬のルーツから。第一次世界大戦中、イタリア空軍にフランチェスコ・バラッカというエースパイロットがいた。
彼は撃墜したドイツの戦闘機に付いていた馬の紋章を自分のシンボルマークに使っており、これはドイツのシュトゥットガルト市の紋章だった。
この紋章がフェラーリのエンブレムになったのは、1923年にエンツォ・フェラーリが優勝したレースを見たバラッカの母が「戦死した自分の息子のシンボルマークを使ってほしい」と申し出、エンツォが受け入れたためと言われている。
一方のポルシェの馬は、創業の地かつ現在も本社のあるシュトゥットガルト市の紋章。つまり両社の馬のエンブレムは、偶然にも同じシュトゥットガルト市の紋章が出所なのだ。
そして、モデルごとのエンブレムに馬が付くものというのは探してみたところ歴代マスタングとフローリアン後期くらいと意外に少なく、「馬のエンブレムが装着されたクルマは選ばれしもの」という非常に貴重な存在なのかもという想いを新たにした。
【画像ギャラリー】ライバル同士の2頭の馬はルーツが同じ!! フェラーリ&ポルシェを象徴する「馬」のサイアーライン(16枚)画像ギャラリー


















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