■GT-R登場から3連メーターはディスプレイ表示へ!!
では最近のモデルではこういった3連メーターを含む追加メーター的な加飾が備わる車種がめっきり減ってしまったのはどういう理由があるのだろうか?
そもそも最近のクルマでは水温計すら備わらず、冷却水が冷えているか、それでも高温になりすぎている状態で警告灯が点灯するようなシステムになっているものが多い。これは水温計の針の上下動を神経質に捉えすぎるユーザーが少なからずいるため、大まかな表示に切り替えたという説もある。
もともと純正のメーターは少々の上下動では動かないようにダルな設定になっていると言われているが、それでも気にする人は気にするということのようだ。
そしてもうひとつの理由としては、液晶メーターの一般化も挙げられるだろう。例えばR34型スカイラインのターボモデルにはコンソール上部に3連メーターが備わっていたが(OPのナビを装着すると備わらない)、GT-Rになるとマルチファンクションディスプレイに置き換えられ、さまざまな情報をディスプレイ上に表示する方式に代わっていた。
■フル液晶メーター普及でますます下火に!! そんな今採用した新型Zは感涙モノ
現在ではナビのモニターだけでなく、ステアリングコラム前のメーターですらフル液晶というモデルも少なくないため、わざわざ部品点数が増える物理メーターを装着するよりも低コストかつ高精細に表示できるようになったというのも理由のひとつではないだろうか。
また最近では安全性にまつわる部分でも厳しくなっていることもあり、視線移動が増える可能性がある3連メーターなどはメーカー純正で装着しにくくなってきたということもあるかもしれない。
とはいえクルマ好きからしてみれば、メーターがズラリと並んだインストルメントパネルは心がときめくものであり、そういったモデルが2022年に新型車として登場するということは素直に歓迎したいところ。
また、どうしても愛車にもメーターをたくさんつけたいという人は、アフターパーツメーカーからさまざまな追加メーター類がリリースされているので、そういったものをチョイスして自分だけのオリジナルインストルメントパネルを作り上げるというのもまた一興ではないだろうか。
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